中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2530回
■やまはらかずおさんからのQ(質問):底値が数年も続くとなると…

Q先生、いつもハイハイQさん拝見しています。
6/5 NHKのラジオである経済評論家の方が(大略)
以下の発言をなさいました。
GMの2度目の破産もありえる、
こうなると米政府の救済手段はもうない、
日本への波及効果も大きい。
さらに金利が上昇中であり、
これは株価大暴落の恐れを増加させる等々。

またもや株暴落をしたならば、と考えると
我々中口株投資家はどんな心構えをすればよいでしょうか。
長期保有のスタンス臨んでおりますが、
暴落は買のチャンスと考えるべきでしょうか?
そうすべきだとしても底値が数年も続くとなると
気の晴れない毎日を送らねばなりません…。
上記の仮説がありうるとして
取るべき手段について御教示ください。


■QさんからのA(答え)

アメリカでGMが破産することになったら、
という話は私は20年ぐらい前の本に書いております。
一次二次と続いた石油ショックで
世界の石油の値段が10倍にも値上がりしたので、
日本の自動車会社は
必死になって省エネの工夫をしたんですけど、
アメリカの会社はそんなこと構わずに、
大型車の方が一台で1500ドル儲かるのに
小型車では500ドルしか儲からない、
なら3倍儲かる方を作り続けたらいいじゃないか
と言っていたのを見て、
将来必らず問題が起ると考えたのです。

それがついに起っただけのことですけど、
あなたが心配してもどうにもならないことです。
その影響を受けるのは
何もあなたの持っている株だけではありません。
逃げたって逃げ切れるものじゃないんです。
ですから株を買う場合は
そういうことも勘定に入れて対策をとることです。
それでもまだ心配なら株なんか買わないことですね。


←前回記事へ

2009年8月4日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ