第2551回
■芸夢仙人さんからのＱ（質問）：空想は必要ありませんか

以前、株の質問にお答えいただきありがとうございました。
新鮮な考え方で、さっそく私も真似をしてみようと思いました。
また株のみならず、先生の考え方を自分の生き方の基本にして、
毎日励みにしております。
「それを聞いていったいなんの役に立つのですか？」
と言われてしまうようなことかもしれないのですが、
ずっと前から興味があったので質問させてください。

私はいつも夢みたいなことに接していないと生きていけない人間で、
頭の中の90％は空想の世界で、
残り10％で現実世界に対処して生きています。
それに対して、先生は徹底的に現実主義だと私には感じられます。
先生のお話には空想の世界は登場しませんし、
現実世界のことであっても、
一人一人にとって実現可能なことしか扱われません。
私はいつも感嘆すると同時に、
どうして先生はこれほど現実のことばかり対処していて、
嫌になったり、飽きたりしないのだろうか？
どうして私のように空想の世界で遊んだりしないでも
やっていけるのだろうか？と思うのです。
先生はもともと徹底した現実主義だったのでしょうか、
それとも、そういう風にご自身を作ってこられたのでしょうか？
よろしければ、お聞かせください。

■ＱさんからのＡ（答え）

あなたは自分がしょっちゅう空想・妄想をしていて
その勢いで私にまでそれを強制している感じですけれども、
人がどんな夢を見るかというのは人によって違うと思います。
あなたの場合は
実現できないことを夢の中で享楽しているわけですけど、
私の場合は実現できることについて夢を見ています。

例えば100歳まで生きようとか、
それまで頭がボケないでしっかりしていようというのは
中々難しいですよね。
ですから同じ夢でも現実にやれることを夢見るのが私のやり方で、
あなたの場合は夢だけで終わっちゃう
という可能性が強いんじゃないでしょうか。
どちらがいいとも言えませんが、
それで満足だったら夢を見て生きておればいいんじゃないですか。