中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2689回
■張杰さんからのQ(質問):日中混合部隊に明るい将来は?

玉村豊男氏著 邱永漢の「予見力」を拝読いたしまして、
邱先生が85歳の高齢で
中国各地で飛び回っていらっしゃることを知りました。
びっくりしながらもすごく感動しました。
同時に邱先生からわが会社、
今後の中国事業に対して
アドバイスをいただけると思い、質問を送らせていただきました。

私たちの会社は来年4月ごろ中国で支社を設立するつもりです。
IT一筋何十年の会社はソフトウェア開発をメイン仕事として
将来の中国支社に発注する予定ですが、
低調する日本経済の関係で
IT一筋で生き延びては到底出来ないと認識しています。
当然、20年近く日本で働いていた私のような中国人社員に
中国市場調査と支社設立の準備が課されました。

長くなりましたが、ここでご質問させていただきます。
いまさら中国進出するのでは遅くないですか?
日本からだけでなく、中国国内でも
IT技術の更なる発展によって仕事が増えていくでしょうか?
IT技術面の日本のお作法と日本の品質は中国で通用しますか?
IT技術に限らず他分野でも在中日系企業の相手に
日本文化を馴染んでいる中国人を先頭とした
日中混合部隊に明るい将来がありますか?
ご多忙の先生にこんなにいっぱい質問して
大変申し訳ありません。
ご回答よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

中国の経済成長は過去20年間続いて来ましたけど、
もちろん今後は成熟社会に入っていくプロセスの成長があります。
そこで仕事をやるのが早いか遅いかということではなくて、
自分たちがそういう社会に
上手く適用できるかどうかが大切だと思います。
IT関係は中国人は日本人から習ったわけでは無くて、
大半がアメリカから習っております。
また台湾からも経営者や技術者が行ってやっております。
従ってこの10年くらいの間に
急速に発展した企業がたくさんあります。
今頃どうでしょうかと聞くということは
相当のろまだと言えるわけで、
のろまに間に合いますかと言われても、
さあ、どうでしょうかという他ありません。
私はITの専門家ではありませんので、
その筋の、もっとプロの人におききになるのがよいと思います。


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2010年1月10日(日)

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