第2760回
■shigesanさんからのＱ（質問）：不動産株

25年前、大津市で当時の機関投資家最大手といわれていた
大手金融機関の、邱大先生の経済講演会で、
ご尊顔を拝してからのファンです。
先生の先見の明と慧眼の御蔭で、この大不況も、
余裕をもって、攻めのチャンスと捕らえております。
いろいろと有難うございました。
体と頭の働く限り、三桁の年を数えるまでご活躍いただき、
凡人にも末長久く道標いただきますよう祈念しております。

前置きが長くなりましたが、かねてより、
今、目の付け所、とご指摘ありました
不動産株でご教示いただければ幸いです。
現在、中国本土系の大手、中堅の２社の株を少々もっております。
買い増しを考えておりますが、
本土系、香港系、台湾系のいずれの不動産株が
将来性があると思われますか。
不躾な質問で大変恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
草々

■ＱさんからのＡ（答え）

不動産株がかつてのように皆から信頼された時代は、
日本では過ぎ去ってしまったと思います。
しかし中国のように経済がこれからまだ発展するところでは、
かつて日本で起ったようなことが当然起りうるわけで、
まだまだこれからです。
ですから中国の代表的な株を持つことには賛成ですが、
不動産だから動かないわけじゃなくて、
まだまだよく動くと思います。
それにどう対応していくかということになると、
借金さえしなければ心配はありませんから、
安い時に仕入れることさえ守れば、
ほかに目移りすることはないんじゃないでしょうか。