中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2866回
■ヌガーさんからのQ(質問):アメリカの不動産

オーストラリアに住んで20年になります。
日本のバブルのころに東京を出て、
こちらに来たころのことを考えると、
オーストラリアの物価の上がり方と
日本の物価の動きに雲泥の差が出ました。
先生が著書でおっしゃっていることに思わず納得してしまいます。

今回私がお聞きしたいのは、
中国に台頭されているアメリカの不動産のことです。
少し回復の兆しが見えていますが、場所によってはかなり安く、
家賃の利益率がよいのが魅力です。
先生はどのようにお考えでしょうか。
ご意見をお聞きできると幸いです。


■QさんからのA(答え)

ご自分はオーストラリアにいるのに
アメリカの不動産の心配をするようでは心もとないですね。

不動産は儲かったお金の一部を使って買うものです。
忘れてしまうくらいでないと財産にはなりません。
ですから不動産は自分の住まいの近くか、
仕事場の近くで買うものです。
ですからオーストラリアにいて
アメリカの不動産なんて考えるということは
本当にそれを買う立場にいないと思います。

不動産は産業界の影ですから、
産業界が発展する時は影も大きくなります
反対にその逆のことも起ります。
中国の人がアメリカの不動産を買っていると言っても、
それは中国に住んでいる人ではありません。
アメリカに住んでいる中国人が
アメリカの不動産を買っているのです。
もっと実際的に物を考えて下さい。


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2010年7月6日(火)

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