第3039回
■ナーニャさんからのＱ（質問）：玉村さんとの共通点

邱老師、こんにちは。
先日、箱根旅行に行った際に、
元箱根の玉村ミュージアムに寄ってきました。
玉村ミュージアムの名前となっている玉村豊男さんは、
画家でもあり田舎暮らしの伝道師としても知られている方ですが、
何と「邱永漢の予見力」の著者だとは知らず、
びっくりしてしまいました。

邱先生は20年以上前の著書の中で、
「老後はデパートの近くのマンション暮らしが便利で楽しい・・・」
という内容の文を書かれていたので、
田舎暮らし・スローライフを実践する玉村さんとは、
いったいどこに共通点があったのでしょうか。

■ＱさんからのＡ（答え）

玉村さんとは
まだ玉村さんが駆け出しの頃からのお付き合いがございます。

フランスで勉強して帰って来て文章書きを始めた頃、
まだそんなにジャーナリズムに注目されていなかった頃に、
私が玉村さんの文章を読んで、
何軒かの雑誌社に推薦したことがあり、それ以来のお付き合いです。
自分と一脈も二脈も通ずる生き方をしている人とは
友達になるのはそんなに難しいことではありません。
「道を同じくせざる者を友とすることなかれ」
と言われていますけど、
道が同じであれば
どんな道を歩いていても話は合うんじゃないでしょうか。