第3088回
■亜美さんからのＱ（質問）：日本の不動産か中国の不動産か

日経新聞を読んで、今年には中国バブル崩壊を予測されました。
先生の本を読んで、不動産は資産を増やすいい手段と分かりました。

でも日本では20年間を続いて不動産が下がりつづいて
上がり気配が見えず、
最近中国からのマネーは日本に上陸したようですが、
不動産市場の改善につながりますか。
中国では不動産の値段がかなり上がりましたが、
天井に近いかどうか判断が難しいです。

先生なら、底に近い日本の不動産に投資するか
それとも上がる可能性が有る中国に投資するか
教えていただけますか。
是非先生のご意見を聞かせていただきます。
よろしくお願いいたします。

■ＱさんからのＡ（答え）

新聞や雑誌を見ていると、
中国のお金持ちが北海道まで出かけて行って
日本の不動産を買い占めているような記事がありますけど、
そんなものは全体から見たらほんの小さな話です。
国を動かすような大きな出来事ではありません。

大切なことは自分の財産を保全するのに不動産を買うのか、
他の方法でやるのか、
また不動産を買う場合、どこで買えばいいのかということですが、
不動産というのは基本的に自分の住む場所のそばにあって、
毎日無事なのを確認できるにこしたことはありません。
ですから日本の人が中国で不動産を買うと言った場合、
慣れないことですから私はあまり賛成しません。
あなたは中国の人ですから
中国であってももちろんおかしくないし、
まして経済が発展する国の不動産の方がよく値上がりしますから、
中国でおやりになる方が成功率は高いでしょう。