中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第3214回
■やましろさんからのQ(質問):山東羅欣、東江環保の評価について

有益な情報をいつもありがとうございます。

先生の行っておられる投資考察団は、
相撲に例えれば西に大関候補がいるとみれば出かけて行き、
東に横綱候補がいるとみれば出かけて行く旅だと思っています。

その中で山東羅欣、東江環保はずっと保有しています。
順調に出世して幕下上位十両を狙える位置に
来ていると思って居ますが、
まだまだ工場増設など、
新規にやらないといけないことが山積ですから
三役、大関には後3年は辛抱と思っています。

こんな感じで成長株と気長に付き合って行ったらいいでしょうか?


■QさんからのA(答え)

私は同じ株を買う場合にも、
どんどんその会社が成長して大きくなる株を買えば、
その分だけ値上がりをして得をするから、
次の投資資金を捻出するために
株が倍になったら半分売ることをすすめています。
その代わり残った株はタダですから、
どんなに下がってもタダにはなりませんから
長く持っておられます。
その代わりそうした人がどんな思いをしたかは
私もよくわかります。

最近になってみると、
2つともかなり大きな会社になり
もう大人の体格ですから、もっと大きくなるより
知恵をつける努力が必要になります。

そう言った意味では、
2つの会社を年寄りになるまで持ち続けても
もちろんかまいませんけど、
例えば山東羅欣は配当もちゃんとしてくれるけど、
東江還保は社長の都合ばっか考えて、
株主のことをあまり考えませんので、
株価があまり動かなくなってしまいました。
もう一ぺん先生が行って
「配当するように勧めてくれませんか」と
言われたこともありますが、
会社の経営者の性格が株価にも反映されるのは
やむを得ませんね。


←前回記事へ

2011年6月19日(日)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ