中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第3226
■被災した東北農業さんからのQ(質問):これからの東北農業について

いつも人生全般について、
先生の素晴らしい見識に圧倒されています。
Q先生と同時代に生きられ、
先生のお話を伺える幸せに感謝しています。

さて、塩害等でこれからの農業経営の見通しは
かなり厳しくなって行くでしょうし、
沢山の課題を背負った日本政府が何をしてくれるか、
すぐには当てに出来ないと思います。

先生の仰るように被災された農業経営者の方たちが
出来るだけ沢山(それこそ日本人村でも形成できる位)
中国に新天地を求めて移られ、
そこで日本の農業技術をもって仕事をされたらと考えますが、
夢のような話でしょうか?


■QさんからのA(答え)

実は農業だけでなくて
日本の産業界全体に大きな転換期が来ていると思います。
簡単に言えば日本国内
という土俵の中だけで仕事をするのではなくて
もっとそれを拡げて、
世界的スケールで物を考える時代に入るということです。
ただその中にあって
たまたま農業は大きな被害を受けたところがありますので、
同じところでそれをやるよりも
アジアの別のところで展開すれば
日本の技術をもっと活用できるのではないかということです。

そういうことの為に実は私も
中国のあちらこちらと交渉いたしまして、
安徽省というところがありますけれども、
そこに新開発をはじめたところがあって
向うでも日本の農業とそれから食品加工をする人たちが来て
「仕事をやってくれないかな」
「もしやってくれるならば最大の便宜をはかります」
と言ってきております。

皆さんの中に、もしそういうことに
興味のある方がいましたらご連絡下さい。
ご説明して差し上げられると思います。


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2011年7月1日(金)

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