第3284回
■宮永糖山さんからのＱ（質問）：不動産価格の高騰を抑えるには
（30代　男性）

いつもブログを拝見させていただいております。
ブログを毎日更新するのも大変ですが、
その中でも先生の鋭い意見、見解に感服してます。
誠に感謝しております。

ご質問ですが、中国大陸では
現金で不動産を購入している方が多々いらっしゃると
お聞きしたのですが、もしそれが本当なら、
不動産価格の高騰を抑えるための
政策金利の引き上げは、
今年末ごろから来年にかけ、打ち止め、
または緩和へ向かう方向になるのでは
と考えております。

私自身、大手の広州富力地産、
世茂房地産等を観察しているのですが、
先生はどのようにお考えでしょうか？
よろしくお願いします。

■ＱさんからのＡ（答え）

これから中国では、
不動産が今後どうなるかということが
多分一番大きな問題になると思います。

地方都市に行きますと、高層建築が林立しております。
それを現金で買ったとあなたはおっしゃいますけれど、
その現金は人から借りた現金なんです。
自分の金じゃなくて、
70％が借金で買っているというのが事実でありまして、
もし不動産が値下がりしたら払えなくなりますから、
それがこの次の中国の
一番大きな問題になる可能性があります。
不動産は長期的に見れば
一番あてになる財産の１つですが、
その時その時で相場に大きな変化がありますので、
とても大きな影響を受けます。

日本だってバブルがはじけると、
ほとんどの不動産屋さんが潰れました。
そのとばっちりを受けないように、
中国の不動産投資には細心の注意が必要です。