中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第3298回
■遼寧浪人さんからのQ(質問):中国の不動産事情
(30代 男性)

初めてご質問させて頂きます。
私は約12年ほど前に邱先生の本を読み、
「これからは中国の時代だ!」と思い立ち、
現在は中国東北部の片田舎にてマンションを購入し、
中国人の妻や現地で生まれた子供と共に、
現地において仕事をしながら生活をしている
日橋の一端くれで御座います。

さて、現在私が住んでおります中国の
ごく小さな地方都市でも、今年の春先頃から、
『此房急售!』(この部屋至急売りたし!)の張り紙を
ガラス窓に張り付けたマンションの部屋が
やけに目立つようになりました。
しかし、その後も一向に新築も中古も含めて、
住宅の平均販売価格が下る気配はなく、
逆に未だに強気の上がり調子が続いております。
更に現在も新築のマンション群や
新開発の都市まで近郊に急ピッチで建設されており、
この街の市政府まで新庁舎を作成して、
新しく開発された地域へ最近移転したばかりです。

ごく小さな地方都市での出来事ですので、
中国国内の大きな流れや動きとは
ズレている感じはしますが、
これらの現象はどういう風に
理解すればよろしいのでしょうか?


■QさんからのA(答え)

今は中国じゅう、どんな田舎に行っても
マンションが林立しております。
中国じゅうが香港化した感じです。
東北の田舎でも、上海や北京と同じように
不動産が数年の間に何倍にもなるということが
実際に起っております。

それに飛びつく人もおれば、
怖がる人も当然いるわけですが、
早晩、その矛盾が表面化すると思いますので、
値上がりを先取りするようなことは
手控えにこしたことはないと思います。

ですから、もうすでに自分の住むところがあるのなら、
そんなバクチめいたことにちょっかいを出すよりも
真面目に仕事をおやりになったらいかがですか。


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2011年9月11日(日)

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