中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第3322回
■終の棲家さんからのQ(質問):定年後、異国の地で暮らしたいのですが
(40代 男性)

いつもためになる情報をありがとうございます。
退職後は、物価の安い国
(現時点ではチェンマイを考えております)で
のんびり暮したいと考えております。

このような考えを持つ人は多いと思いますが、
話によると実行に移した人でも大体3年以内に
日本に戻ってしまう人が大半だと聞きました。

やはり、若い頃から海外生活に或る程度
慣れておく必要があるのでしょうか?
それとも現地でも何か生きがいを見つけることが
重要なのでしょうか?

Qセンセイは定年後、異国の地で暮せる人と
そうでない人の違いは何だと思われますか?
宜しくお願いします。


■QさんからのA(答え)

私は気の早い方ですから、
もう30年も前に今に日本は年寄りの国になってしまう、
その場合、年寄りの面倒を見てもらわないといけなくなって、
他所の国から人を連れて来なければならない
ということがきっと起るだろう。
でも日本の政府は他所の国の人を入れたがりませんから、
年寄りの方が他所の国に
出かけていくというこになるんじゃないか、
そう考えて、東南アジアで日本より生活費が安くて、
年寄りが気楽に暮らせるところがないかと
見に回ったことがあります。

その時、私の頭に浮かんだのは
1つはフィリピンのセブ島、もう1つはタイのチェンマイ、
それからもう1つは中国の一番南の広西省の南寧です。
この3カ所に住んでいる人たちは人柄も悪くないし、
生活費も安くすむから、日本でもらう年金で暮らせば、
良い生活ができるんじゃないかと思ったことがあります。
その頃はまだ医療の問題が
そんなに簡単には片付かないと考えておりました。
でも最近はそういう動きをする日本人も
だんだん増えているようです。

ただ歳を取ってから考えるのではなくて、
あなたの歳ぐらいから
時間とお金をかけて探しておく必要があると思います。
人間は暖かい時より
寒い時の方が死ぬ確率が高いようですから、
間違っても北海道やシベリアには行かないことです。
同じ探がすなら南の方がよろしいかと思います。


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2011年10月5日(水)

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