第3387回
■リュウさんからのＱ（質問）：ＴＰＰ問題につきまして
（30代　男性）

政治的にも深く対立している問題ですので、
邱先生に伺うことに躊躇してしまうのですが、
「ＴＰＰ問題」について
先生のお考えをお聞かせ下さい。

政府が推し進めるＴＰＰによって関税が撤廃され、
農業や医療、司法や保険の分野など
手広く参加国のサービスが展開されると
報道されています。

これに中国は参加しないことを表明しました。
日本は対してメリットも見出せないまま、
参加をしようとしています。

実質、日米のＦＴＡとも言われている状況ですが、
先生はこの問題に対して如何お考えでしょうか。
どうぞよろしくお願い致します。

■ＱさんからのＡ（答え）

ＴＰＰは今日本でも
毎日毎日新聞に載るほど
問題になっております。
自分たちのところに
安いところで作ったものが
無税で入ってきたら
大変だと言って
反対する人がいますけれども、
日本の国ではお米でもそうですけれども、
オレンジだろうと何だろうと、
昔はそういう問題が起こるたびに
皆反対したんですけれども、
実際に入ってみると、
日本の方がそれよりもっと
改良した良いものが出来て、
ちゃんと競争して行けるんですね。

武田信玄も
「敵の無い者は滅びる」と言っています。
垣根をして向うが入って来ない様にしたら
自分たちがやっていけるというのは
間違いでありまして、
臆病者や怠け者の考えることで
競争をしてそれに勝って行くのが
正しいんじゃないですか。
というのでないといけないと思うんです。
日本の工業にはそういう精神があるのに
農業に無いということが農業を
段々ダメになっていく一番の原因だと思います。