第3390回
■ショウちゃんさんからのＱ（質問）：ダウにつられる市場
（40代　男性）

邱先生、いつも為になるコラムを
ありがとうございます。

本日は「ダウ」についての質問です。
先生は常日頃より
「ダウ平均なんか気にするな」
とおっしゃっていますが、
夜のニュースで「ダウ下落」と報道されると、
翌朝の日経平均もハンセン指数も揃って
下落する傾向にあります。

いずれこうした連動も終る時代が来るのでしょうか？

あまりにもワンパターンな動きなので、
大多数の投資家は経済の本質が
見えていないのではないかと思ってしまいます。

■ＱさんからのＡ（答え）

日本でダウ平均と言えば
225種類の株の平均値段のことであります。
株式市場全体が良くなったり
悪くなったりするというのは
大体ダウを基準として
言うわけでありますから
株をやる人はみんなそれを
気にするわけであります。

でも自分の持っている株は
その中の３つか５つくらいでしょうから、
ダウの通りに動くわけではありません。
私がダウなんか気にするな、
自分の持っている株のことだけ
気にしなさいと言っているのは、
ダウが自分のふところを反映していませんよ、
という意味です。
ダウ平均よりも自分の持っている株のことだけ
心配したらどうでしょうか。