第3511回
■ヒロさんからのＱ（質問）：亜洲果業について
（30代　男性）

亜洲果業について質問いたします。

以前ハイQにて、亜洲果業が取り上げられた際、
香港へ行ったら、トップに会って
話を聞いてみると仰っていましたが
如何でしたでしょうか？

中間決算は満足のいくものでしたし、
配当も継続的にコア収益の30％程度を
維持しているようですので、
株主の事を考えている企業だと思います。
また、「果物」「ジュース」という
庶民の嗜好品の需要が
今後も増大していくのは間違いありません。
よって生産を増やしていけば
確実に儲けが増えていくはずだと思います。
決算書によると、この会社は
増産を今後も続けてゆくようです。
販売網も年々増えているにも拘らず、
株価は低調ですので、
今後大きく株価が跳ね上がることを期待しています。

是非Q先生のご意見をお教え下さい。

■ＱさんからのＡ（答え）

亜洲果業には、この前香港に行ったときに、
董事長さん、総経理さん、息子さんと３人来て
説明をしていただきました。

普通のジュースの会社の利益は
売上の１割に満たないのが常識なんですけど、
ここの会社は３割が利益としてあがっています。
なんでこんなことがあるのですかと聞いたら、
香港に来たら説明をしますと言われました。

どういうことかというと、
ジュースの会社は大抵、
人が作った果物を仕入れて、
加工してジュースを作っております。
それに対して、ここの会社は、
アメリカのオレンジと同じものを中国で植えて、
収穫に至るまでの途中の一番難しいところも
自社でやっているので、
その分、コストが安くてすんでいるのです。
農園も３カ所持っていて、原価が安いので
利益面では他の追従を許さない
有利な立場に置かれているのです。

ジュースの需要は今後も増える方向にありますので、
私は優良会社の１つとみております。