新規顧客は開拓しない

数年前まで渋谷に「ナカヌキヤ」という
ドンキホーテのような激安ショップがありました。
ナカをヌク、つまり問屋をはぶくから安い、
前を通るたびにうまいネーミングだなあと思っていました。

最近はネットの発達の恩恵で、
シロウトでも海外ショップとの直接取引まで出来るようになり、
問屋業は生き残るのがどんどん厳しくなっています。

実は私の父も資材の製造と卸をしており、
始めのうちは安売り合戦に付き合っていましたが、
ある時期から方針を変えたおかげか、
同業者がバタバタと倒れていく中で
今も何とか生き残っています。

私の見る限り、その方法は大変シンプル且つ強気なものです。

・品質を徹底的に上げる
・安物ばかり求めるお客は追わない
・小ロットでも引き受ける
・新規顧客は積極的に開拓しない

3つ目まではフンフンと頷いて下さる方も
4つ目の「新規は開拓しない」には首をかしげるかもしれません。

これはウチのように大きな資力がなく、
且つ業界自体の成長が終った場合においてのみ
言えることだと思いますが、
特に昨今のような不景気が続くと、
注文だけしてお金を払わない、というより払えない人が増加して
そうした人が最後の一儲けとして、
小さくない詐欺を働くことがあるためです。

注文がなくて収入が減ると、
多くの場合、みな新しい注文を欲しがります。
そうして苦しい中で一生懸命やっているところに、
新しいお客がやってくると、
普段なら警戒するような怪しい注文にも
応じてしまう場合があるのです。
詐欺を働く人というのは
後になって考えると、やっぱり不審な点があるのですが、
困っていると見抜けない場合もあるようです。

父はそうして詐欺にあい、事業をたたんだ仲間を多く見たせいか
通常からするとエッと思うような方針を決めて、
今も何とかやっているというわけです。
多分、自分には見抜く自信もないから、
安全策を講じたのかも知れませんね??

日本はこれからますます不況だとか
倒産も増えるだろうと言われています。
被害にあう方を一人でも減らすために、
もしかしたら少しはお役に立つ話でしょうか。

2009年1月30日(金) hiQ編集部 M


定額給付金で意見対立

連日、報道されている定額給付金制度ですが、
支給額は1人当たり1万2000円、
18歳以下と65歳以上には8000円を加算することで決定
というニュースが出ております。

しかし、年収が1800万を越える方には支給されないということと、
住民票を持っていないと受け取れないということで、
「路上生活者にも給付金を」などと各所で騒動になっています。

ところで、日本に先駆けて
台湾で今月18日に「消費券」という名目のもと、
市民一人当たり3600台湾ドル(約9780円)が発行されましたが、
こちらは大賑わいの様子で、
なんと指名手配犯が支給を受けようとして受付に並び、
1日だけで10名が逮捕されるという珍事も発生いたしました。

日本に立ち返りますと、
各社の世論調査ではこの政策に「反対」と言う方は
7割にものぼりますが、
実際に支給されたら給付金を受け取るかの問いには
9割の方が「受け取る」と回答しています。

テレビのコメンテーターも「私は受け取ります」
「私は受け取りません」など、主義主張が対立しています。

個人的には
結局、受けとらなかったら国や自治体に回収されるだけですから、
もらっておいた方が良いのではと思ってしまいますが。

しかし、どうせ支給するなら1人10万円くらい欲しいですね。
そしてそれを中国の成長株へ…。

その方が夢は膨らむと思います。


※「本日のおすすめサイトです」

地域のお医者さんの評判が見れるサイト「お医者さん.jp」です。

引っ越してきたばかりで近所のお医者さんの評判を知らない方や、
家から遠くても評判の良いお医者さんに受診したい
という方にはうってつけのサイトです。
口コミがまだまだ少ないので、どんどん発展して欲しいですね。

2009年1月28日(水) hiQ編集部 K



愛らしさはロングセラー!

先日、ホンダの小型バイク「モンキー」
フルモデルチェンジして、発売されるというニュースがありました。
バイクに興味のある方ならご存知かも知れません。

自動車同様、二輪車の世界販売も悪化の一途で
ホンダも今後、モータースポーツ全体の活動縮小の方針が
伝えられたりと、明るい話題が少ない中で
なんだか嬉しいニュースでした。

この「モンキー」は50ccの原付ですが、とにかくコンパクト。
街には大型スクーター、大型バイクも多いですが、
そもそも嗜好品度が高いバイクですから
こういった趣味色の強いミニバイクは
やはり購買意欲をそそられます。
(ただ、その愛らしい外観とは対照的に、
原付にしては価格がややかわいくありません。)

実は40年以上の歴史のある車種で、
同社の「スーパーカブ」に次ぐロングセラーなのだそうです。
確かに私が小さな頃からよく乗っている人を見かけたものです。

ロングセラーとなるにも様々な要素があるとは思いますが、
これだけ消費者の選択肢の幅が広がり、
短くなる商品寿命の中で、安定したブランド力を保ちつつ
ニーズとウォンツのバランスを維持し続けるというのは
どんな商品でも、かなりの企業努力が
必要なのではないかなと思います。

時代が求め続け、またそれに応え続けて生まれるのが
きっとロングセラーということなのでしょう。

そう考えると世にある数々のロングセラーと言われるモノたちも
いろいろな秘密がありそうですね。
何だかいろいろと調べてみたくなってきました。

バイクつながりということで、最後は気分転換にこんな動画を。
こういう発想はさすがアメリカン!爆笑してしまいました。
元気が出ますね。 私の中では大ヒットです。

2009年1月26日(月) hiQ編集部 D



個人取引の楽しくちょっとアヤシイ?方法

多くの外国製品の現地での価格と、
それが日本に流通するときの価格には大きな開きがあります。

昔、インターネットも発達していない時代には
その価格差に着目した輸入業も大きな役割を果たしていました。
私も一時期そこに目をつけて、
アレコレとビジネスの道を探ったことがありましたが、
ポヤポヤしている間にインターネットが出来て、
内外価格差の壁もどんどん崩れてきました。

しかし今度は個人レベルの世界に向けた情報発信が可能になり、
それを利用した小さな売り買いも生まれてきました。
いわゆるオークションや、
個人買い付け品の販売を代行するサイトがそれです。

これは私も時折利用します。
中には現地価格に対して法外なマージンを乗せた物もありますが、
そうやってネット取引で得たお金を、
留学生活の足しにしている人も多そうなので、
専門業者に頼むより、
私はそうした個人取引を好んで使います。

特にBuymaはよく知られた個人取引サイトですが、
たまにこうした大手でも出品されていない、
もしくはされていても法外な値段である場合には、
裏技として、
対象国の留学生の集う掲示板でアルバイトを募る方法があります。

最近私はあるものをイギリスから買うのにこの方法を用いて、
日本人の学生と知り合いました。
その人は私の探し物に快く協力してくれることになり、
私としては欲しい品が手に入る喜びに加え、
今異国で頑張っている学生さんとの
メールでのやり取りがとても楽しく、
また間接的に私のバイト代が、
学生さんの助けになるのも嬉しいことです。
これもインターネットの恩恵ですね。

もちろんこうしたやり取りには
お金を支払っても品物が来ないなどの危険がつき物で、
私も3、4回ほどそうした目に遭いました。
ですから人におすすめできる方法ではありませんが、
こうしたやり取りには思いがけない面白さがあります。

2009年1月23日(金) hiQ編集部 M


意外な物が売れています

昨年の11月、テキスト入力機として
文具メーカーのKING JIMより発売された
「ポメラ」という機器が売れに売れている
という記事を最近目にしました。

小型のノートパソコンが5万円代を切るこの時代に、
文章を入力するだけの機能しかない機械が売れるのだろうか?

誰もがそう思うかもしれませんが、
発売したところ、これが大ヒットとなっています。

ポメラの本体価格は約2万円で、
決して「安く」はないと思うのですが、
「使い勝手の良さ」が大ヒットの要因になっています。

お仕事で外出中にノートパソコンを使われる方がいらっしゃいますが、
ノートは「ミニ」といえど、重いバッテリーを含めますと、
重量が1キロ近くなります。

その用途のほとんどは、
会議のメモ入力などで使われているようですが、
これは文章入力機能さえあれば、足りることです。

ポメラは大きさが文庫本サイズで、
360グラムという軽さと、
乾電池2本で20時間動くという手軽さ、
そして起動まで約2秒という速さがユーザーの心を掴みました。

キーボードは折りたたんで収納できます

打った文章は後で
パソコンへ直接ケーブルを差して送る形になります。

日中のお仕事が忙しくて、
広い場所でPCを広げて、ブログなどを書く暇のない方も
これは中々使えるのでは??

外出先で手軽に文章入力となると、
携帯電話が真っ先に思い浮びますが、
私は長文のメールを携帯で打っていて、
途中で間違えて「閉じる」ボタンを押し、
文章が消えてしまった経験が何度もあります。。

携帯は長文を打つには適していないと考えるユーザーは
この「ポメラ」に文章入力機としての活躍を期待しているのではないでしょうか。

とかく「機能の充実さ」が尊ばれるこのご時世に、
ポメラ」の大ヒットは
ユーザーの隙間を突くアイディアの大切さを教えてくれました。

2009年1月21日(水) hiQ編集部 K



アイノル

自動車業界の苦境が伝えられていますが、
車が売れないのは、勿論いろいろと
複合的な原因が考えられるわけですが、
ホンダのF1撤退のニュース、
開催が危ぶまれる東京モーターショーと
車については何だか夢のない話題ばっかりです。

現実的に車は必要不可欠なものでもあり、
電気自動車などの次世代開発も進んでいますから、
いまは業界としての大きな転換期に来ているのは
間違いなさそうですが、なんとか頑張ってほしいですね。

先日こんなサイトを見つけました。

ネットなどで車に同乗する相手を募り、
交通費を分担する仕組みは「ライドシェア」と呼ばれ
欧米ではすでに一般的で、日本でも以前から、
ネットなどを利用した同乗者募集はあったようですが
ライドシェア専門の紹介サイトとして
一昨年にオープンした「のってこ!」です。

ガソリン代が高騰した昨春以降、会員も急増中で、
ユーザー登録後にドライブの予定や希望などを入力し、
他のユーザーと掲示板形式で待ち合わせ日時や
ワリカンにする金額などを交渉し、
意見が合致すれば交渉成立→目的地まで出発!
ということになるらしいのです。

ライドシェア=相乗りは交通費と資源の節約、
エコや渋滞解消にもつながると、
持たない族にはなかなか気になるサービスではあります。

財布の紐も固くなる一方で、1つの節約モードとして
今後こういったサービスは増えていくのでしょうか。

2009年1月19日(月) hiQ編集部 D



末は悪女か子悪魔か

それはそれは長い小競り合いを経て、
我が家の元捨て猫2匹は、
最近ようやく各々のポジションを決定したらしく、
人間で言えば「腹六分」程度の、
つかず離れずの関係を保っています。

しかし2匹を比べて初めて、
同じ種類の動物でも明らかに
持って生まれた独自の性質があることを実感しています。

まず先輩猫は、大変おとなしく臆病で、
人になつくまで長い時間を要します。
また心を許したかと思っても、どこかで警戒心を捨て切りません。
本来は動物として正しい姿だと思いますが、
なかなか持っている美質を理解してもらえず、
ペットとしては損な性質です。

これに対して後輩猫、
これはまさに生まれながらの営業部長。
より可愛がってくれる方、より甘やかしてくれる方へ
いとも簡単になびきます。
宅配のお兄さんから回覧板を届けてくれた近所の奥さんまで
いつも頭をなでてもらえて、ご満悦です。

後輩猫がもし人間なら
「八方美人と思われないだろうか?」という頭も働くので
うまくバランスを取ろうと努めるのでしょうが、
そこは猫なので徹底的に自分の主義を貫きます。
食べ物を持つ人、自分をめったに怒らない人のそばへ、
いつでもはせ参じます。
またそんな調子の良さに呆れられても、
食べ物に手を伸ばして叱られても、一向にメゲません。

始めのころはそんな様子を見て、
「人間だったら苦手なタイプだなあ」と思っていたのですが、
あまりにも見境いなく、初対面の人にもなつくので
(お客さんはイタズラしても怒らないことを知っているのです)
最近はそんな様子が面白くて仕方ありません。

人間の世界で、男性を翻弄して困らせる女性を
悪女や小悪魔と呼びますが、
もしこの後輩猫が人間なら、まさに小悪魔といったところでしょうか。
私も口ではブツブツ言いながら、
ニャアと寄ってこられると、たちまち目尻が下がるのですから、
エラそうなことは言えませんが・・・

2009年1月16日(金) hiQ編集部 M


ビリーの次はダンスでやせる

年末年始の「飲み会」で美味しいものを色々と食べますと、
やはり気になるのは体重の増加です。

みなさんもご存知の通り、男性の40歳以上で、
お腹周りが85センチを越えると
いわゆる「メタボ」と診断されてしまいます。

この基準値、少々厳しいのでは??
と思っていましたが、
調べてみますと、現在、日本の40歳〜70歳の2人に1人が
この基準にひっかかってしまうそうです。

「メタボ」という言葉と、
昨今のダイエットブームもあってか、
今、家電量販店の健康器具コーナーには
「メタボ対策」と銘打って、
様々なやせる為のグッズが勢揃いしています。

私自身も以前より、お腹周りが気になっていたので、
知人から「ビリーズブートキャンプ」という
エクササイズ・ビデオを借りて挑戦していましたが、
これがかなりきつくて断念してしまいました。。
ビリー隊長はビデオ内で「頑張れ!!」と励ましてくれますが、
体がいうことをききません。

トレーニングビデオが始まるやいなや、
DVDデッキの時間表示部分を見つめて、
「まだ10分もたってない…」
などと考えながらやっていましたので、
これでは長続きするわけがありませんでした。

そこで、新たに購入したのが「コアリズム」という
「様々なダンスでやせる」いま話題のビデオでした。
(詳しくはウィキペディアの説明文をどうぞ)

このビデオは、「ウエストのくびれ」に特化した運動をするので、
メタボ対策にはバッチリのモノとなっています。

実際にやってみた感想ですが、
「ビリーほどハードでは無く、ついて行ける」
という実感が沸きました。

30分程度のダンスで汗もすごくかきますし、
お腹周りも引締まる感じがします。

この「コアリズム」は
某女性お笑い芸人の方が1ヵ月と数週間で、
大した食事制限もせずに、
ウエストを85cmから65cmへダウンさせたことで有名になりました。

私と同じようにビリーを挫折した方、、
1度お試しされては如何でしょうか。

amazon」でもお買い求め頂けますが、
こちらの商品は日本語対応では無いようです。
その代わり、価格は日本語対応の半額です。

2009年1月14日(水) hiQ編集部 K


信州〜「渋温泉」外湯巡り


「秘湯」と聞くと私は心躍る部類の人間なのですが、
みなさんはいかがでしょうか?

一体どんな場所にあるのか?温泉の質は?景色は?
そのお湯に浸かりたい!と思えば、
軽く海外旅行が出来るほどの時間を使ってでも
行ってみたいと思うこともしばしばです。

毎年年末には、「年忘れ温泉」と題して
友人を連れ、近県まで1年の垢を流しに出かけるのですが、
今年は長野にある「渋温泉」に行ってきました。

行きは善光寺に立ち寄り、
長野駅からさらに電車で進むこと50分。

気づけば辺りは雪景色になっていて、
志賀高原から流れ出る横湯川沿いに
その歴史ある温泉街はありました。

「渋温泉」での名物は外湯巡り。
「一浴十年」とも言われ、
一番湯の「初湯」から、九番湯の「渋大湯」まで
温泉街に点在する9湯からなる外湯
それぞれに原泉や効能が違っています。
(いずれの外湯も鍵がかかっており、
宿泊の宿で借りて、鍵を外して入ります。)

こじんまりとしたこの温泉街全体もとても趣があって
小さな路地に昔懐かしい射的屋やなどがあったり
湯上りにちょっと宿までを歩くのも風情があり楽しめました。
温泉旅館組合が頑張っているからなのか、
この外湯がそうさせるのかわかりませんが、
小さな温泉街としての一体感を感じます。

もともと温泉街では、外湯(公衆浴場)が当たり前で
かつてはウリであった宿ごとの内湯が当たり前のものとなって
こういった外湯をめずらしく感じるのも不思議な話ですね。

宿泊した「金具屋」さんもまさに渋温泉の顔といった旅館で、
某アニメに出てきそうな外観はまさに湯屋そのもの。
内観も歴史ある佇まいで、とても素敵な宿でした。
また湯室が8つもあり、その多さにも驚きますが、
これだけの数をよく管理しているものだなあと感心しました。

たった1泊でしたが、こうしてまた楽しい温泉旅行記が
記憶の中に加わったのですが、あっと言う間に年は明け1月。
今年も色々な湯に浸かりたいなと
カレンダーを見ながら企画しております。

2009年1月12日(月) hiQ編集部 D


雲水さんに学ぶ

この年末年始は小ぢんまりと、
初詣、友人と会う、テレビに読書と、全く遠出をしませんでした。
特にいつもよりじっくり取り組める読書は、
寒い休日の大きな楽しみの一つです。

娯楽本から古典まで、いくつか読んだ中で印象的だったのは
曹洞宗のお寺に出家した若者の本です。
実はまだ読み切っていないのですが、
まず冒頭に、
年始にあたって大事にしたいことが綴られていました。

それは出家を決心して、
実際に入山するまでの葛藤の描写の中で、
ガールフレンドと寝転んで見る夏空や気ままな毎日、
それらは「今年で終わりなんだ」と、
一つ一つを惜しむように味わう様子でした。

どうも人は、期限や制限を感じないと
当たり前のこととして素通りする事柄が多いようで、
私など、例えば死を頭で理解していても、
まだ先の話と思っているので、
自分に恵まれた時間にとても無頓着です。

しかしもし、毎日来る明日にこの著者ほどの感動が持てたら、
たぶん大抵の不平不満は引っ込んでしまうだろうと考えました。
(なかなか難しいことですが・・・)

また著者は曹洞宗の禅寺に入山するのですが、
入山前の先輩雲水によるお試し(?)で、
様々な理不尽とも思える要求に従ううちに、
これまでの生活で身に付いた社会常識や物事の考え方が
徐々に洗い流されて行きます。
そうすると、心が自由になってきます。
禅僧は長寿の方が大変多いそうですが、
物事に対する考え方を変え、
心を軽くする術を心得ているせいかもしれません。

今年は私ももう少し、自分に恵まれた時間を意識して、
イヤだなあと思うことは見方を変えて心を軽く、
当たり前と思えることに感謝すべく、努力しようと決めました。

2009年1月9日(金) hiQ編集部 M


派遣切りが身近に

最近、いわゆる「派遣切り」問題が
ニュースで連日報道されておりますが、
私の身近の20代の友人たちにも
実際に解雇されてしまう人が出てまいりました。

1人は自動車関係の派遣社員、もう1人は派遣する側にいた
派遣会社の契約社員でした。

2人とも昨年の10月ごろより、仕事が急激に少なくなり、
社内の雰囲気が普通では無くなったのを肌で感じたそうです。

会社側からの依願退職を求める社内通知が
正社員の中でもまわっているそうで、
養う家族がいる方も多く、大変な事態になってしまっています。

フジサンケイビジネスアイが
主要企業107社に実施した2009年景気アンケートでは、
「景気回復の条件」について、78社の企業が
「米国経済の回復」をあげました。

そして「景気の回復時期」については
「2010年1〜6月」という答えが過半を占めたようです。

この冬、大規模な数の人々が職を求めることになりますが、
アンケートの企業側の予想通り、いまから丸1年間、
現在のような状況が続くとしたら、
どの様なことになってしまうのか、とても想像できません。

上記でご紹介したフジサンケイビジネスアイの
アンケート記事はこちらです。

2009年1月7日(水) hiQ編集部 K


今年も出会いましょう!

みなさんはもう今年の目標は立てられましたか?
内容は様々ですが、今年こそ実行したいという計画も
沢山あるのではないかと思います。

私もそのひとつとして
今年も沢山の本を読もう!と思っています。

昨年はビジネス書も読み飽きて、
やはり原点に帰って文学だ!と思い
セルバンテスの古典「ドン・キホーテ」、
「三国志」等を買い込みましたが、
どれも併読の途中になってしまっています。
買っては読まずに積んである部屋の本の山、
今年こそ少しでも読み進められるようにしたいものです。

さて、hiQでもQさんがそんな「本」について
語ってくれているコラムは過去にいくつもあります。

◆野心家の時間割
本を買うのも時間の節約

◆もしもしQさんQさんよ
第1177回 本はこれからも知識と知恵の宝庫です
第1460回 本屋は経済発展のレベルを測る物差しです

◆ハイハイQさんQさんデス
第1606回 おすすめの中国思想家の本は

Qさんは、著書「東洋の思想家たち」の中で
「孔子、荘子、韓非子」といった
中国を代表する三大思想家の不滅の思想を、
いまの人にわかりやすく解説してくれていますが、
私と同じ30代前半で、
すでに古典を読むだけではなくてアウトプット、
つまり、自分で料理してしまっているのですから驚きです。
東洋古典の入門編としても
また再読のきっかけとしてもいかかでしょうか。

Qさんは、
「年齢や環境によって受け取り方が違いますので、
必要なことは古典はくりかえして
読み直す習慣を身につけることです。」
と古典の再読をオススメしています。

今年も、本や文学・映画・音楽・美術等、そして人と
沢山の素晴らしい出会いがあるといいですね。

2009年1月5日(月) hiQ編集部 D


ピンチはチャンス

あけましておめでとうございます。

昨年から年明けにかけて、毎日新聞を開くたび、
日本がどんなに不景気かをアピールするような記事が目につきます。
例えば、
「ボーナス商戦苦戦」
「福袋も人気薄」
「おせち完売―外食は避け家で過ごそう」
といった内容や、
アメリカの自動車業界の苦境を伝える記事など、
新年早々不安をかきたててくれます。

しかし見ていると、
上記の福袋やボーナス商戦といった毎年恒例の企画は
売上減と言っても2ケタのマイナスにはなっていないようですし、
完売おせちに至っては6万円という高額ですから、
同じ紙面で伝えられる、
暖房もない空き家で寝泊りする元GM社員の話などに比べると、
苦しい苦しいといっても、まだ豊かだなあという印象もあります。

また、金融危機の影響を今、日本で既に受けているのは
外国と関係のあるビジネスの人たちだということも分かります。
日本を代表する大企業はもちろんですが、
昨今外国人に人気だったスキー場や観光地も、
近年の盛況ぶりに更なるお客を見込んで
大々的な設備投資をしたところ、
今年は円高で全くお客が来ない、
という厳しい冬を迎えることになったようです。

今のところ、
昨年からの金融危機を人ごとでなく真剣に感じているのは、
海外とビジネスをする人たちと言えそうですが、
今年はこれから、
「不景気だから家で」と6万円のおせちや、
数万円のゲーム機を買い込んだ人たちにも、
この波が押し寄せてきそうです。

しかし「ピンチはチャンス」ですから、
今年は一人一人のひとたちが、
自分の生き方、働き方と真剣に向き合い、
これまでに居なかったような、
良い意味でしたたかな日本人として、
生まれ変わるきっかけにもなるのでは、と思います。

2009年1月2日(金) hiQ編集部 M


編集部よりご挨拶

hiQ読者の皆様、あけましておめでとうございます。
2009年のお正月は如何お過ごしでしょうか。

hiQがスタートして、今年で9年目となりました。
9年に渡り、世代交代の激しいインターネットの中でサイトを存続できること、
これも日頃の皆様のご愛顧のおかげでございます。
ありがとうございます。

さて、昨年の世界的な金融不安は
皆様の生活に多大な影響を与えると同時に、
大企業の破綻や工場の閉鎖、派遣切りなど、
「お金」の持つ力の強大さを
まざまざと見せつけられる思いがいたしました。

お金は時に大災害のように、
人間の人生を右へ左へ簡単に動かしてしまいます。

とはいえ人生にはもちろんお金だけではない
それ以外の「何か」があると思います。
今年はhiQの編集を通して、皆様の人生をより豊かにする
「読めばトクするコラム」を広く発信していけたらと考えております。

今年の編集部の抱負・目標としましては、
多岐に渡るコラムの更なる充実を目指します。

他サイトでは見られない多彩なコラムの数々を
今年もどうぞお楽しみ下さい。

本年もhiQをよろしくお願い申し上げます。


2009年1月1日(木) hiQ編集部 一同

2009年1月1日(木)〜2009年1月31日(土)


ホーム