今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第39回
海外での口座開設の具体例

タイには現在、証券会社が36社あります。
日本人が取引しやすい証券会社として
Seamico(セミコ)証券(http://www.seamico.com)を
例に説明しましょう。
この会社はタイランド証券取引所に上場しており、
取引高では国内上位3位以内によく入ります。

証券会社の口座開設書類が英語でちょっとまごつきますが、
開いてしまえば「なんだ、これだけ」というあっけなさです。
口座の申込書類はホームページからダウンロードして、
必要事項を記入のうえ
パスポートのコピーに自筆のサインを添えて郵送します。

郵送で口座を開設する場合、
パスポートのコピーに公的な第三者の証明(認証)を
求める証券会社が多くありますが、
この証券会社は現在のところ不要です。

口座開設時には
収入印紙代30バーツ(約90円)が必要ですが、
口座開設後に送金した資金から引くようにしていただけます。
この場合、企業からの配当は
証券会社のご自分の口座で受け取るよう指示します。
口座開設書類が受理されると
Eメールや郵送で
口座番号やパスワードの入手方法が連絡されます。

口座開設に必要な資金の最低額は、各証券会社が決めています。
タイではおおむね10万バーツ(約30万円)
というところが多いようですが
この証券会社の場合は外国人取引については下限はないそうです。

口座開設が済むと今度は送金です。
近くの外国為替取扱銀行へ足を運びます。
東京や大阪に支店があるバンコック銀行経由の送金は
不安がない方法です。
支店に電話すると申込書をFAXしていただけ、
それに必要事項を記入して送り返します。
あとは、近くの銀行からバンコック銀行に送金するだけです。

あと、入金通知の画面が証券会社のホームページにありますから、
何月何日にどこの銀行からいくら振り込んだかを記入し送信し、
念の為、振込済みのレシート(銀行より送付されます)を
証券会社にファックスします。

※驚くことに、タイの銀行では受取人側に振込人情報が伝達されません。
証券会社では、こちらからの連絡と金額の一致を確認して入金とみなします。
現地銀行で手数料を500バーツ程度を徴収するのが普通ですので、
入金される際は入金額がレシートの金額か、
そこからいくらか現地手数料が引かれるのか銀行に必ず確認してください。

送金手続きを済ませれば、
2〜3日以内には証券会社の口座に入金されるはずですから、
証券会社の画面に自分のパスワードで入ります。
あとは取引を開始するだけです。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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