今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第41回
アジア調査徒然話:豊かさの不思議

日本の社会を見て、不思議に思うことがあります。
だって、われわれ日本人は
世界でも有数のお金持ちの国民ではないですか。
それでも多くの日本人は将来を心配しているのです。

新聞で見る財政赤字や経済関連の数値は
考えれば確かに不安です。
国有財産の整理でもして
新聞に
「これで日本も安泰だ」という前面広告でも出すとかすれば
みんなどんなにか安心することでしょう。

2001年に
タイでも一番貧しいといわれる東北部(イサーン)へ行った時、
周りの人々に聞いてみました。
「5年やそこら前と比べて生活は豊かになりましたか?」
そしたら、みんな「なった。なった。」と言うのです。

ウドンターニーというラオスに近い街の
一番高級なホテルでランチバイキングを食べたとき
100バーツ(約300円)でした。
地元の先生が大声を張り上げてカラオケ大会をしていました。
炎天下の道を歩けば、
赤黒く日焼けした人力車(自転車のタクシー)の
おじさんはにこにこしていますし、
私がベンチでビールとガイヤーン(鳥のもものあぶり焼き)で
一杯やっていると
日本で3年働いたという中年男性がなつかしそうに
「日本はいいところ」といいます。

薬屋に寄ったときも、
雑貨屋でジュースを買ったときも日本語で話しかけられ、
薬屋のご主人は留学で、雑貨屋の娘さんは大学で
それぞれ日本語を学んだのですが
使う機会がなく、今は忘れかけていると言われていました。
月収1万バーツ(約3万円)にはるかに遠いイサーンの人々が
楽しそうな声を上げ、
みんなの憧れる日本人が不機嫌な顔をして道を歩いています。

日本で住むなら自己所有のマンションでも
修繕積立金と管理費で月々3万円くらいは支払うのでしょうが、
タイではこれくらいの家賃を払えば
ちゃんとしたコンドミニアム(マンション)が
借りられてしまいます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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