今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第47回
トロピカルフルーツはお好きですか?

マンゴスチンやパイナップル、グアバやランブータン。
タイはフルーツの王国です。

タイの知人と話をすると、
「バナナなど昔は買うものではなかった。
(そこら中に実っていた)
 空心菜などは、河のそばに生えていた」
と言います。
「餓死と凍死はない」と言われるこの国の豊かさが
感じられる話です。

それでも東北部のイサーンと呼ばれる地方へ行きますと、
土は赤っぽくて、塩を吹いたような感じで
土地がやせていますので
国全体が豊かというわけではありません。
イサーンでは、ガイヤーンという焼き鳥と
カオ・ニャオというもち米、
それからソムタムというパパイヤサラダが有名です。
あと、蛋白源に昆虫なども食べています。

話を戻して、このトロピカルフルーツです。
最近マンゴスチンは、
現地の何倍もの値段はついているものの
生で日本に輸入できるようになりました。

中国への輸出も2003年10月1日から
関税を撤廃するアーリーハーベスト協定
(一部品目の先行的関税引き下げ)により増える見通しです。

国内需要も旺盛です。
2001年にバンコック都内のスーパーマーケットを
観察していて気づいたのですが、
フルーツジュースやフルーツの缶詰売り場のスペースが
だんだん大きくなっています。
なにも紙パックのジュースを飲まなくても
新鮮な生ジュースを飲めばよいのにとも思ってしまいます。

が、便利で、季節を問わずおしゃれに飲める
フルーツジュースは売れているのです。
(タイにも季節はあります)
都市生活者が増えればいろいろ変化があります。
1990年には31.6%だった冷蔵庫の普及率が
2000年には71.5%になっています。
(UFJ総合研究所調査レポート2003年4月30日より)

アスレチックジムを
バンコックで見かけるようになったのも
まだそんなに前のことではありませんが、
ジムで運動後に飲むジュースは生ジュースではなく、
有名メーカーの紙パックのジュースなのです。
一見不思議な話ですが、
おしゃれの方法も場所により違うのです。
なにかわかるような気もしませんか。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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