今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第56回
分散投資について

格言と呼ぶべきかどうかはわかりませんが
米国の投資家として名高いバフェット氏の著作に
以下の言葉があります。

ルール1.決してお金を失わないこと
ルール2.決してルール1を忘れないこと

資産運用では安全性と収益性が問題になります。
安全性には、とことん気をつけるようにと言う警句を
ジョークを混ぜてバフェット氏は語っています。

確か、世界をまたに駆けて投資をする
ジム・ロジャース氏の言葉だったと思いますが
「雨が降っていると言われたら、実際に自分で外に出て確かめる。
それくらいの確実さで確かめても
投資というものは不確実でいつもびくびくしている」
というものもあります。

おふたりの考えに共通するのは、
やれるだけのことはやって後は祈るだけという考えです。
不安な要素を徹底的に排除しても、
それでも企業は事業を営んでいるのですから
リスクは当然あります。
それを防ぐ保守的な方法は
やはり分散することしかないのではないかと考えます。

また、身近な企業に投資することも大切です。
仕事上の取引先や競争相手なら
その企業がなぜ利益を上げているのかがわかりますし、
業績の変化にも気づきやすいものです。
何事も身近すぎると粗(あら)も見えてしまいますが
それだけ確実に情報が入っているということでもあります。

企業への投資はギャンブルも出来ますが
ギャンブル性を極力排して
成長性を求めることも
株式による資産運用ですから考え方は両極端です。
借金があるとか、在庫が多すぎるとか、
会社の儲けや配当に対して株価が高すぎるとか
やれることは全てチェックしても
最後はやはり祈るしかありません。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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