今まさに芽吹こうとするアジア株を
アジア株研究家・平田さんがレポートします

第103回
真似されない企業の強さ

アジアの企業を見る際に、
「その会社の事業分野が将来伸びるかどうか」と
「他社が真似をしないか」という視点は重要です。
所得に応じて売り上げが増えていくものがあります。
民度が上がれば、衣服や外食、住宅・家電・自動車など
売れていきます。

商品が売れれば、自社で作れる国内メーカーは新たに参入し、
海外の企業は輸出をするとか合弁会社を作るとかで
市場に参入してきます。
自由な市場であれば厳しい競争に入ります。

成長する国に投資をしたはずなのに
気がついてみたら世界の草刈場になっていて
国内の他社と外国資本が
手をつないで売り上げをさらい
「トンビにあぶらげをさらわれる」と
いうことにもなりかねません。

通常、企業は以下の戦略をとって他社に対抗します。

1.価格で競争するか
2.品質で競争するか
3.ブランド名で魅惑するか
4.特定の客層だけに特化するか

この他にも独占的な許認可を取ってしまうとか
設備投資が巨額すぎて他社の参入が容易ではないというような
例外的なケースはあるでしょう。

民度が上がって、消費量が増えたときに
投資した企業が成長するかどうかは、
その時どんな競争になるかによって違ってきます。
価格競争で利幅がほとんどないとか、
ブランド競争で広告宣伝費が膨らみ
儲かるのは広告代理店とテレビ局だった
ということもなりかねません。

かっての日本企業の経営では
マーケットシェアを取ることが
重視されているように見えた時代もありました。
しかし、投資においては大企業に価値はありません。
売上高に対しての利益(売上高利益率)を高く維持して
売上高を何十倍にもしていけるかどうかが問題です。

ですから今の売上高利益率が高いかどうか。
上場していない企業を含めて競合する他社の動きはどうか。
また、外資が参入しやすい分野かどうかの点検は大切です。
日本の企業の衰亡を振返ると参考になりますが
それが速く、
また同じ形ではなく進むと考えるべきではないでしょうか。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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