至福の一皿を求めて おいしさの裏側にある話

第18回
『石垣島 海のもの山のもの』のスパイスたち

沖縄の人は昔から医者いらずと言いますが
石垣島、竹富島はほんとうに
人も食も奥深い土地です。
昔からある土地の食材を使って
昔からある調理法で
ずっと食べ続けてきたものがある。
ハーブにしても
ミステリアスな名前がとても多いですよね。

『石垣島 海のもの山のもの』という
スパイスのブランドを友人から教えてもらって
石垣島のお店に行って来ました。
放し飼いのにわとりを横目で見ながら
お店の戸を開けた途端、香辛料の
香りがプーンと充満しています。

売り場に並ぶのは、定番のヒバーチや、
島唐辛子・ヒバーチ・シークァーサー・月桃の実・長命草ほか
石垣島の無農薬ハーブ7種類をブレンドした
島七味などもあります。
私の友人は、島唐辛子にニンニクや生姜、ハーブをブレンドした
HOTソースというのがお気に入り。

売り場から見える小さな作業場では
娘さんらしい若い女の子が働いていました。
どうやらここも、家族経営のお店のようです。

ここも、というのは
石垣島に来てみたら、おばあや若い人、親と子など
世代の違う人たちが仲良く働いてる場面に
とても多く出くわしたから。
私が出逢ったその人たちは、いつも笑っていて
「親と一緒に働くのは恥ずかしい」とか
「年輩者と話が合わない」なんてことが
この島ではないんだろうかと思うくらい、とにかく仲がいい。
そして楽しそう。

東京で、友人がせっせと振りかけている
HOTソースは、ここで
こんな人達が作っているんだなぁと思うと
その空気をぜひ友人に味わって欲しくて
せめてお顔だけでも見せたくなって
一緒に写真、撮ってもらいました。

あらためて写真やパンフレットを眺めながら
あの空の下でこのお母さんがこのヒバーチを、と
しみじみしつつ
冬季限定のチャンプルみそだれも
気になっている私です。


■石垣島 海のもの山のもの
沖縄県石垣市星野165 フリーダイヤル0120-86-7757


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