犬養チエコさんと一緒に
あなたもキレイになりませんか

第62回
季節とおしゃれとお金の三角関係

夕方頃、犬の散歩をしていましたら、草陰から「リリリーン♪」
とかすかな虫の鳴き声が聞こえてきました。
早くも秋の気配が忍び寄ってきたようです。
洋服売り場でも夏物のバーゲン品は隅の小さなコーナーに
追いやられ、秋物の洋服が並びはじめました。

やっと箪笥やクローゼットの中の洋服を整理できたと思った
矢先に、もうそろそろ秋物を準備する時期がきたのです。
そもそも日本には四季があり、春夏秋冬それぞれの装いが
あるのですから、どうりで洋服の出し入れも忙しくなります。

特に女性であれば、四季の移り変わりと共に変わるのは
洋服だけではありません。
靴とバッグ。
メイクも変わります。
ファンデーション一つにしても、春夏用、秋冬用が
発売されています。
春夏用は紫外線防止や日焼け予防効果が高いもの。
秋冬用は美白や保湿成分の高いものをという風に。

春夏秋冬によってファッションを変化させる事は
今まで当たり前だと思っていました。
寒いから暑いからという理由以外に、
秋にはブラウンやマロンやワインレッド、ココア色など
深い色味のものに自然と目がいくようになります。
夏のTシャツ、特に黄色や水色やピンクなどの色の物は
洗濯をして箪笥の奥にしまいこみます。
夏色のキラキラした色のものや、パステル色の化粧品は
使わなくなります。

つまり言いたいのは、季節の多い国に住む女性は、
おしゃれの幅が広がる分、
お金や手間もかかるということです。 
常夏の国に住む娘さんのクローゼットには
一年の内の4分の1しか身につけない厚手のコートや
かさ張るセーターが陣取るという事はありません。
当然クリーニング代もかからないし、片付けや収納に
頭を悩ませる事もその分少ないはずです。
また、季節が変化する度に洋服や化粧品を買いに走ると
いう出費を抑える事ができるでしょう。
同じ秋でも、昨年の秋と今年の秋では着たい服が違います。
それが流行というヤツですね。
メーカーは季節が変わるたびに新製品を打ってくるので
購買意欲を刺激されてしまいます。
四季の豊かな日本女性はこうしておしゃれにお金を使う
運命となっていきます。

四季のある国に住む美女には、
季節毎に引き立つお洒落を楽しみ、
お洒落とそれにかけるお金の収支を計算する
季節とおしゃれとお金のバランス感覚が求められます。


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