第81回
映画のお話

秋になると、映画をじっくりとみたくなります。
映画は大好きで一年中でもみたいのですが、
秋になると濃い内容の心にずっしりと響く様な
映画が見たくなるのです。
夏にさっぱりとしたシャーベットが食べたくなり、
秋には濃厚なアイスクリームが食べたくなるのに似ています。
夫がＴＵＴＡＹＡで「戦場のピアニスト」を借りてきました。
私のストライクゾーンに入る映画でした。
「戦場のピアニスト」はかなり前の話題作ですからもうご覧に
なった方も多いと思います。

ストーリーをかなり短縮しますと、
ヒトラーが統制するドイツ軍のナチス政策下のポーランドの
ユダヤ人天才ピアニストのユダヤ人殺戮の恐怖と数奇な運命の
ストーリーです。
内容の説明は省きますので、是非レンタルして見て下さい。

主役の天才ピアニストは実在の人物であり、この恐ろしく
悲しい戦争は歴史的事実であるということが、
いたたまれない気持ちになります。
そして今も世界では同じように戦争が起きているということを
思い出さずにはいられなくなります。
そしてもし、日本が戦争にでもなったらどうなるだろうと
考えてしまいます。
映画を見て気付いたのは、戦争なんて心から憎んでも
はじまってしまうとどうすることもできない理不尽な事だらけ
であるということです。
本当に考えるだけでも怖くなります。
そして、人の生きる意味などについて考えさせられます。
考え方や感じ方は人それぞれあると思いますが、
私も自分なりに考えました。
改めて気付いたり、新しく気付いたりしました。
その事を夫と語り合ったりして有意義な時間がもてました。

映画を見る楽しみはたくさんあります。
おしゃれな雰囲気やファッションを楽しみたい
シンデレラストーリーで夢心地を味わいたい
感動するストーリーで思い切り泣きたい
元気を出したい、笑いたい
つまらない映画を酷評したい
一つテーマを決めてじっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。