第113回
美男美女の宝庫イタリア

イタリア旅行から無事戻りました。
もうたくさん美男美女を見てきました。
道ですれ違うモデルさんのような美女に視線を奪われ、
バール（イタリアのカフェのようなもの）の窓ガラスを拭く
綺麗な女の子、お洒落でカッコイイ色男のお手本のような
男性が犬を散歩させています。　
そんな国にいると「美女」って何？！
「美」って何？！と改めて考えさせられました。

旅への気分の高まりは、成田空港へ向かう車の中から窓の外を
眺めている時からすでにスタートしていました。
車好きの夫が示す方向には
素敵な青いマセラティが走っていました。　
そして運転していたのは在日イタリア人として有名な
パンツェッタ・ジローラモさんでした。
イタリアへ出発する日にジローラモさんをお見かけするなんて
何だかいいことありそう♪

ところで、今回の旅行では行きの飛行機では女優さんと
帰りの飛行機ではイタリアのチームに移籍している日本人
サッカー選手と同じ便でした。
特に行きの飛行機では私達のすぐ近くの席に
日本の女優さんがいらしたのですが、もうとってもお綺麗でした。
機内に入ってきた時には、黒い帽子を目深に被ってほとんど
顔を隠すようにしていたのですが、私は一目見てその女優さん
だと気づきました。　見えているのは少しの鼻と口元だけなの
ですが、立ち姿が何だか違う美女オーラを放っているのです。
ジロジロ見ては失礼だと分かっていながらも、
何だか目が離せない魅力的な女優さんでした。
年齢は５０歳位の女優さんで、和風美人です。
テレビで拝見するよりも実際の方がっと綺麗でした
１３〜１４時間の長いフライトの後でも疲れを見せずに
ローマの空港で颯爽と去って行きました。

私はと言えば、長いフライト疲れで目は充血気味ですし、
お顔のＴゾーンはテカっているし、くたびれ感が漂っていました。
年齢の面から言えば私のほうが元気でいてもいいはずですのに、
プロとアマチュアの差なのか、それとも何か秘訣があるのか、
根本的に何かが違うのか分かりませんが、とにかく、
美しさとは年齢で決まるものではないと改めて思い知りました。

ところで、旅行前にイタリアへ行くと言うと、必ずと言っていいほど
「スリに気をつけて！」と注意を受けました。
ガイドブックや旅行記を読んでも必ずスリや窃盗に注意するようにと
書かれています。
対策としてお腹の中にシークレットベルトをまいてみたり、
ちょっと小汚い格好をして行くことにしました。
旅先で捨ててしまってもいいと思えるような服で行って、
ファッションの国イタリアで新しいのを買って
それを着て帰って来てもいいなという気持ちで。
ですが、これは失策だとイタリアで気づきました。
学生さんとか若者にはそれもいいでしょうが、
ある程度大人の年齢に達している場合にそのような格好をすると
本当にみすぼらしく見えてしまいます。
高価なものではなくても、シンプルで上品な感じの服装を
整えていくと自分の気分もいいですし、
良いサービスを受ける事もできるでしょう。