服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第188回
スロー・メールのすすめ

マイ・ハガキを持っていますか。
いつも自分のテーマにしているハガキのことです。
実は私だってちゃんと持っているのです。

スロー・メールの場合、いつも官製ハガキというのでは
味気ないように思うからです。
どうせつぶやきなのですから、
少しは印象に残るようなハガキを選ぼうではありませんか。
でも、これはそれほど面倒なことでもないのです。

もっとも安い方法は大きな紙屋さんに行くことでしょう。
きれいな色合いのハガキ大の裁ち落しを、
一束何百円で売っている場合があります。
このなかから自分の好きな色をまとめ買いしておくわけです。
これに50円切手を貼れば、立派にハガキとして通用します。

あるいは銀座の「伊東屋」などへ行くと、
選ぶのに困るほど数多くのオリジナル・ハガキが並んでいます。
これもまとめ買い。
要するに、いつも同じハガキで出すことに
自分なりのテーマ性があるわけです。
もし和風でいきたい、というのであれば
やはり銀座の「鳩居堂」などで見つけることができるでしょう。

もちろん手先の器用な人なら、
自分で紙を買って手製のハガキを簡単に作ってしまうでしょう。
とにかくハガキ大の紙を用意します。
これに50円切手を貼り、住所印を捺しておきます。
これには異論もあるでしょう。
ちゃんと自筆の手書きにするべきだと。
でも、私としてはここは簡略に、
スロー・メールを楽しんで良いと考えています。

この用紙さえ用意しておけば、
あとはもう相手の住所、氏名を書いて、
裏面につぶやき、感想を書くだけで、出せてしまえるわけです。
ちっとも面倒ではないので、すぐに書け、
続けることが出来るでしょう。

筆記用具はどうするか。
私は今、「パイロット・ハイテック・V10」という
サイン・ペンを使っています。
このペンを使うと楽々と大きな文字、
下手な文字が書けるのです。


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2003年3月30日(日)

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