服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第492回
ドライ・フルーツの変身術

乾燥果実を食べたことがありますか。
ドライ・フルーツ。
むかしからよく知られているのは、
レーズンでしょう。
個人的な記憶を言わせて頂くなら、乾燥イモ。
もっともイモはフルーツではありませんが、
私にとってはおやつ代りでした。

それはともかく、
最近よく見かけるのが、乾燥イチヂクです。
実にいろんな種類があって、面白い。
小さいものから、大きいものまで。
ごく固いものから、比較的柔らかいものまで。
その産地もさまざまです。
ドライ・フルーツなんて、女子供のもの、
なんて言わないで下さい。
意外や意外、食前酒のおともに最適です。
あるいは食後のワインの友達にもなってくれます。

ドライ・フルーツは、常温で、
かなり永い間保存できる点でも便利です。
ピクニックに、小旅行に、非常食に・・・。
さて、そのドライ・フルーツを
もっと美味しく食べる方法をお教えしましょう。

たとえば夕食のときに白ワインを飲む。
でも、少しだけ残してしまった、
ということありませんか。
そんな時にはぜひ試してみて下さい。
残った白ワインを小皿に移す。
で、その上に乾燥イチヂクを適量入れて、
ラップをかけ冷蔵庫へ。
翌朝、取出してみましょう。
あ〜ら、不思議(でもないか)、
ワインはほとんどなくなっています。
その代りに、香りの良い、
口当りの優しいイチヂクに生まれ変っているはず。
少なくとも私にとってはこちらの、
半乾燥イチヂクのほうが食べやすい。

もちろん好みによっては赤ワイン
という方法もあるでしょう。
しかもごく少量で良いのです。
ワインをムダにせず、
しかもより美味しいドライ・フルーツとなる。
もし、食後酒の友にするなら、
ほんの少しのブランデーやウイスキーに
浸しておく手もあるでしょう。
あるいは前の晩、
ヨーグルトの中にドライ・フルーツを入れておく。
翌朝、すばらしいフルーツ・ヨーグルトが
完成していますよ。


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