服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第536回
夢を持ちましょう

『男の部屋』という雑誌を知っていますか。
正しくは『メモ男の部屋』(ワールドフォトプレス刊 530円)
というのだそうです。
まあ、ひと口で言えば、男性用住宅雑誌。
この雑誌を眺めていて、
ふと6月号の次号予告に目がいった。
そこに<三つ星、キャンピングカー>とあったのです。

もちろん次号予告ですから、
内容を詳しく読んだわけではありません。
はやく読みたい見たいと、ドキドキしています。
その目次を見ただけで
勝手に興奮しているのですから、当然でしょう。
キャンピングカー、いいなあ。
それも「三つ星」というのですから、
さらに期待はふくらみます。
キャンピングカーは私にとっての夢なのです。

もしリタイアすることがあったなら、
キャンピングカーでゆっくりと日本一周したいなあ。
たとえば桜前線を追いながら、
のんびり北上して、
ついには北海道北端の桜をめでるなんて、
どうでしょう。
上等のキャンピングカーは、
ゆうにワンルーム・マンションくらいの広さがあって、
3、4人なら充分寝ることができます。
水タンクもありますし、
シャワーやトイレも付いています。
もちろんミニ・キッチンで
料理を作ることができます。
キャンピングカーを駐める所さえあれば、
そこがたちまち我家になってしまう。
こんな愉快なことはありません。

ただひとつ問題は電源をどうするか。
ふつう発電機を積んでいるのですが、
音がうるさくて近所迷惑。
もし私がキャンピングカーを買うなら、
車の屋根などを利用して、太陽光発電。
大型のソーラー・バッテリーですね。
これなら音もなく、
環境にもやさしい電源が得られます。

―と、まあ、
まるで購入予定が決っているかのようです。
でもね、どんな小さな夢でも、
持たないよりは、持ったほうがいい。
そしてどうせ夢を持つなら、
大きな夢を、より具体的に思い描く。
夢に向って一歩一歩、前進しようとするから、
人間はより美しく生きることができるのです。


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