虎ノ門漢方堂店主・城戸克治さんの
やさしい漢方の話

第101回
パソコンの前のあなたに!

肝は老化により衰えるだけでなく、
睡眠不足や精神的なストレス
さらに運動不足などによっても傷みます。
その理由としては、
睡眠不足やストレスで
副交感神経がうまく働かずに血管が収縮したり、
運動不足で血管などが固くなって
肝など内臓への血流が悪くなることが考えられます。

また、最近では、
パソコンやテレビゲームの愛好者が増えて、
若い人の中にも
目の疲れや視力減退などの症状を
訴える人が非常に多くなってきていますが、
こういったことも
肝を傷める間接的な原因になっています。

肝の重要な働きといえば
血液を貯蔵し浄化することですが、
汚れた血液をきれいにするには
肝臓自体にもかなりの負担が掛ります。
そのため、きれいな血液や良質なタンパク質が
肝臓には特に必要になってきます。

昔から、肝臓には
鉄分などのミネラルやタンパク質を多く含む
カキ・しじみ・玉子・牛乳・豆腐などがよい
といわれてきましたが、
それにはこういった理由があったのです。

また、手軽な薬草として
よく使われるクコの実は、
単独でも肝・腎を強め目の疲れをよく取りますが、
菊の花と一緒にお茶にして飲むようにすると
さらに効果も高まります。(割と、飲みやすい味)

※クコの実は、見た目も
  可愛らしく味も甘くて美味しいため、
  デザートやお菓子にもよく利用されています。


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