イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第67回
北京大唐発電への投資は?

北京大唐発電の株価が1年前は2.4香港ドルでした。
その時の同社をみる証券会社のリポートでは
先行投資で今期は売上げが伸びない為に
投資判断はホールドか、売り、でした。

その時の北京大唐発電は
内モンゴル地区などに発電所を建設しており、
売り上げの割には純利益が伸びない展開でした。

ですが、よぉく考えれば判ることですが、
その投資は将来的に同社の収益の向上につながります。
私たち個人投資家は証券会社の人たちとは、
またファンドを運用している人とは違い、
半期や、1年以内で
利益を確定させなければならないことなどありません。

とくにファンドでは3ヶ月の業績の内容が重要で
投資家といわれる人、または主に、大口の企業の運用者に
「結論」を見せなければいけませんから
目先の利益が最優先になります。
 
ですが、個人投資家は大きな流れで相場を見ることで
大きな果実を手に入れることができます。

ここで間違いを起こしやすいのは、
証券会社のその日の相場、又は意見の中で
上がりそうだ、下がりそうだ、などといわれたときには
ついつい自分を見失って売買しやすいことです。
短期売買ならこれでいいでしょうが、
長期投資の場合では目先の動向よりも
長期にその企業の動向を似ていく必要があります。

北京大唐発電の株価は今年初めは3香港ドル代でしたが、
現在の株価は4香港ドルを超えていっています。
 
現在香港市場の株価は上昇していってますので、
ここからは大きく下がることはむずかしいでしょうが、
安くなったら購入していってもいい企業のように思えます。 

北京大唐発電は今後3年間で、110億元で発電容量拡大していき、
110億元の出資で、親会社から発電機を買収しする予定です。
電容量は2002年の6,170MWから
2006年には12,000MWまでアップする予想です。

中国の電力業界は今後も経済の発展とともに伸びていきますので
業績発表や今後の投資内容を把握しておくと
予想がたてやすい業界です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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