イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第98回
「売り」の作業

投資で勘違いしやすいのはここの部分です。
現状だけを重視して大事なところを売ってしまうことです。
優良企業というのは
将来投資家にとって大きな利益を生み出してくれる
大事な部分です。
このような企業な場合は
配当金や株式配当(無償株)も多くだす企業が候補に入ります。
ここで考えておきたいのは
このような企業の株を二倍、三倍になったからといって
売ってしまうことが
はたして投資方法として正解なのかどうかです。

たとえば、将来その企業が大きく成長して、例えばの話ですが、
100倍に成長したとします。
そのときの株価も100倍になったとしたなら
そのような企業の株を現在、たった今
売却する必要があるでしょうか?
答は”NO”です。
このときに今ある優良企業の株を売る、ということは
そのような将来性のある企業の
芽を摘んでしまうことになってしまいます。
これでは大きな利益を出せるどころか、
自分で自分の首を絞めているようなものです。
自分で自分の墓穴を掘っています。
大きな利益をミスミス逃しています。
こんな馬鹿なことをやっていたら
儲かるものも儲けることができません。

投資家は利益をだしたいのか、
それとも目先だけの利益だけを追っていくのかで
利益の幅が大きく違ってきます。
この辺で投資家にとって利益の最大公約数が違ってきます。
ここから先は投資家自信の利益確保の判断になってきます。
ですがおおきく利益が出したいのなら
このような企業の株を売却してはいけません。
逆に将来性がない企業の銘柄をいつまでも抱えていたとしても
大きく成長することはありませんから
売却対象の企業にはいります。
何で損をしてまでも売却しなければいけないのか、
将来の利益を確保したいのであればこの作業は欠かせません。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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