イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第105回
投資できる国、できない国 【5】
・宗教

宗教というとキリスト教、イスラム教、仏教、との
対立が考えられますが、
そのようなことは最近始まったのではなく
400年、500年前からの対立での根の深い宗教戦争です。
ヴァッシーの虐殺が発端でギーズ公の軍勢が新教徒を虐殺し、
1562年一次宗教戦争が勃発、1563年に終わりました。
ですが1567年 第二次宗教戦争勃発、
その後第三次、 第四次、第五次宗教戦争・・・と
ずうっと続いていきます。

宗教戦争は根が深く一朝一夕で片付く問題ではありません。
この問題に加えて、国と国との間に侵略問題がかかわってくると
泥沼に入っていき収拾がつかなくなってきます。
さらに利権問題が絡んでくるともういけません。
戦争が長引けば長引くほどお互いの国民同士がいがみ合い、
恨みあって過去からの怨念が絡み合って
なかなか解決できません。
ですがこのような国も多いことは確かです。
中東戦争などもこの中に入ります。
このような問題を抱えている国には当然投資は考えられません。
投資を考える前に株式市場がない国が多いですから
投資のしようがありませんが。
このように考えてくると投資できる国が絞られてきます。

中国を見てみると、
『中華人民共和国憲法』には、
宗教信仰の自由は公民の最も基本的な権利である
と記されています。
信仰する宗教を自由に選び、
自分が信じる信仰を表現することができ、
また宗教的身分を明らかにすることができる、と
明記されています。
中国は多くの宗教がある国で
主に仏教、道教、イスラム教、カトリック教、キリスト教、
等があります。
小競り合いはあるものの大きな問題には発展していません。
この点でも中国は投資できる国の仲間入りに入ります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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