イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第283回
3社から見た投資

今回企業訪問で
天安中国投資に伺って
シンセンで開発物件を4箇所見学しております。
開発物件のスケールは
日本では考えられないくらい大きいのが特徴です。
2年前、同じシンセンで
万科企業(コード:200002)の物件を見たときにも
スケールが大きく何千名も入居できる
中、高級マンモス団地物件でした。

同社は新鴻基(サンフンカイ)有限公司(コード:0086)
系列企業です。
サンフンカイ(コード:0086)の6月28日の株価とPERです。

株価 --- 1.710香港ドル
PER --- 9.14倍
業種 --- 金融サービス 

2004年内の高値と安値です。
最高値 --- 2.30香港ドル(2004年2月18日)
最安値 --- 1.690香港ドル(2004年6月24日)
現在の株価は今迄で見ますと安値圏内です。

損益計算書から
単位:売上高、純利益(mHK$)、EPS、配当(HK$)
2003年 2002年
売上高 667,461 564,214
営業利益 157,569 143,033
当期純利益 241,891 183,876
一株当期純利益 0.080 0.037
一株配当額 18.7 12.2

サンフンカイ(コード:0086)は
香港でも最大級の金融サービス会社で
業務は証券および投資顧問、金、外為、商品、先物取引等です。
天安中国投資は同社の中国での不動産投資部門ですので
不動産のほうは今後伸びていくことが考えられます。

同じ不動産企業で
(シンセンB株上場企業)万科企業(コード:200002)の
6月28日の株価とPERです。
株価 --- 3.720香港ドル
PER --- 10.28倍

下記は天安中国投資の6月28日の株価とPERです。
株価 --- 1.660香港ドル
PER --- 13.40倍

1社だけではなく系列企業や同業者からも見比べて
投資を考えることも投資での幅を広げていくことになります。
PERで見ますと新鴻基(サンフンカイ)有限公司が一番低いですから
株価では妙味があるように見えます。
ですが、長期投資では
どこまで市場で成長できる企業であるかどうか、
を見ていく必要があります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年7月8日(木)

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