イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第285回
富士高実業への投資

同社の企業説明および工場内での案内では
2時間半程度となっていましたので
工場内の機密部分も充分見せてもらいました。
人海戦術で行なっている作業、ロボットで行なっている作業工程、
コンピュータ化された管理体制、(写真は取れません)
物を作るための型の制作作業(こちらも写真は取れません)
社員の福利厚生施設、製品の配送過程等
全てを見せていただきました。
その後再度会議室に戻りディスカッションとなっています。
説明会の時には日本人スタッフも1名いらして
同社の中で活躍されています。

同社は2003年期末決算では売上、利益とも落ちています。
今期、売上、利益でも落ちたのは
製品に使用する原材料価格が高騰した為と
新商品開発へ時間がかかっていたためだとの説明がありました。
ですが事業は順調だということでした。
その証拠には同社は現在まで4500名前後の従業員でしたが
現在は7500名まで増やしています。
これは同社にとって初めての人員の伸びだ、ということでした。
事業自体は現在順調に伸びています。
同社は短期的に見た場合には伸びていく可能性を秘めています。

ですが、長期で見た場合には
同業者の中で生き残っていける企業かどうかわかりません。
また質問の中で、同社にとって、
他の企業との商品で
差別化できる商品があるのかどうかを聞いたところ
曖昧な返事で、今の製品の完成度を高めて造っていく、
ということで
他の企業にまねのできない商品開発が
できているわけではありません。

このような企業は価格で値下げ競争に入ったときには
売上が伸びても利益に結びつかなくなる可能性が
大きくなってきます。

ですが今後の業績に関してはヘッドフォン/イヤフォン、
通信用ヘッドセット、スピーカー・システム、
マイクロフォンの伸びは価格競争の時代ですから
今後しばらくは伸びていけるようにも見えます。

同社が本当に強くなるには、
今後同社でしかでしかできない商品を開発した時に始めて
大きく成長できる企業に変身するように見えました。
そのためにも今は事業拡大と
同業他社に負けないだけの体力づくりが必要な時期でしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年7月12日(月)

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