イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第290回
夢と現実

この十数年来、同じような夢を1、2年に一度程度見ます。
この夢を見るようになったのは
1991年に勤めていた会社を退社して
イラストの仕事をやるようになってからです。
夢の内容というのはいつも同じパターンです。

最初イラストレーターとして独立していた頃は
東京の神田というところで
友達と二人で家賃を半分ずつ出し合いながら
私はイラストの売込みをしに出版社に営業に行き、
仕事を取ってきては自分で書く、
というようなことを行っていました。
イラストといっても1点いくらの仕事ですから
ひとつの仕事を取ってきたからといっても
たいした金額にはなりません。
最低でも常時5件くらいの仕事の予約が入っていないと
安心はできませんし
それ以下では赤字になってしまいます。

1件でも金額が大きい仕事もありますが
半年から1年半程度の期間がかかりますし、
その間無収入というわけにもいきません。
ですから常時8本から10本程度の予約を取りながら
自分で作業をする、という状況でした。
何とか軌道に乗ったのが1年後くらい後からだったのですが、
その後に同じような夢を1、2年に1回見るようになりました。

どんな夢かといいますと、
夢の中で私が会社の社員として働いているのです。
働きながら自分自身独立して
イラストレーターになったのではないか、と思うのですが、
夢の中では会社で仕事をしていますので、
独立は夢で現実は社員として働いている、
ではこれからどのようにしてこの会社を辞めて独立しようか、
と考えているのです。
大体この辺で夢から目覚めることが多かったのです。

そして夢から目覚めても暫くは
どちらが本当の自分なのかが見当が付かないときがありました。
会社に勤めているのか、それとも独立したのか、
暫く「ぼうっ」とした時間が流れることがありました。

会社勤めが夢だとわかってホッとするのですが、
結構寝汗を掻くことが多くありました。
その後は独立して始めたのだから、
「今が現実なんだからがんばらなければ」という気持ちが出てきて
仕事に気合が入っていきます。

このような夢をなぜか1、2年に1回見続けてきました。

ただ、最近見た夢の夢の中身は変わらなかったのですが、
「内容が少し変わって」いました。

夢の中で相変わらず会社の仕事をしているのは同じです。
ですが違うところがひとつありました。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
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2004年7月19日(月)

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