イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第321回
2004年中間決算から(その5)

湾港関係企業も利益を伸ばしています。

・深セン赤湾港航(コード:200022)の2004年1〜6月期
売上高 --- 6億9462万266元 前年同期比 +54.40%
純利益 --- 2億3312万5020元 前年同期比 +75.50%
EPS --- 0.47元 前年同期比 +34.29%

同社は港湾における貨物取扱量が46.4%増、
このうちコンテナが59.4%増となっています。
貿易が延びていけば
製品の輸出入で港湾事業は伸びていく業種です。

セメント業界はマクロ経済調整のターゲットになり、
警戒感がでていましたが
業績では安徽海螺水泥が大きく伸ばしています。

・安徽海螺水泥
(アンフイコンチセメント、コード:0914)の2004年1〜6月期
売上高 --- 37億8891万7000元 前年同期比 +78.98%
純利益 --- 7億9426万4000元 前年同期比 +255.02%
EPS --- 0.63元 前年同期比 +231.58%

同社は生産能力で国内業界トップで
技術的にも高く収益成長力でも高い企業です。
技術的にも優れており今後も成長が見込めます。
マクロコントロールで業績が懸念されましたが、
旺盛なセメント需要と生産能力を
積極的に拡大したことで伸びました。

上場時から優良企業として投資家の注目を集めていた
中国国際コンテナも業績を伸ばしています。

・中国国際コンテナ(コード:200039)の2004年1〜6月期
売上高 --- 110億9586万9624元 前年同期比 +75.36%
純利益 --- 9億3396万9218元 前年同期比 +178.63%
EPS --- 0.93元 前年同期比 +40.91%

また、期待以上に業績が伸びた企業が上海海立集団です。
・上海海立集団(コード:900910)の2004年1〜6月期
売上高 --- 21億7204万735元 前年同期比 +31.03%
純利益 --- 1億4775万1134元 前年同期比 +346.91%
EPS --- 0.324元 前年同期比 +272.41%

コンプレッサー大手の上海海立の業績が戻ってきています。
同社はコンプレッサー事業の
長期計画、技術開発、市場開発などに備え、
親会社の上海軽工控股公司から
上海森林電器有限公司の権益6%を取得すると発表しています。



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個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年8月31日(火)

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