イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第325回
2004年中間決算から(その9)

業種で石油関連企業は
石油価格高騰と生産量拡大で業績を伸ばした業種です。
中間決算から見てみます。

・中国海洋石油(コード:0883)の2004年1〜6月期
売上高 --- 243億2063万8000元 前年同期比 +35.84%
純利益 --- 70億4192万7000元 前年同期比 +11.17%
EPS --- 0.17元 前年同期比 +13.33%
配当 --- 0.08香港ドル
同社は中国海洋石油総公司の香港子会社で
ハンセン指数にも採用されている企業です。

・中国石油化工(コード:0386)の2004年1〜6月期
売上高 --- 2657億900万元 前年同期比 +34.46%
純利益 --- 161億5100万元 前年同期比 +50.56%
EPS --- 0.19元 前年同期比 +58.33%
配当 --- 0.04元


8月30日に中国石油天然気の中間決算を発表しています。
・中国石油天然気(コード:0857)の2004年1〜6月期
売上高 --- 1795億5200万元 前年同期比 +21.35%
純利益 --- 452億9200万元 前年同期比 +17.28%
EPS --- 0.26元 前年同期比 +18.18%
配当 --- 0.115919元
上半期は石油精製部門の営業利益が193%増と大きく伸びました。
原油価格の上昇と販売量の増加に恵まれました。
30日の株価は3.875香港ドルでした。
30日の株価で中間配当の利率を見てみますと、約2.65%です。
配当金では魅力ある数字です。

今期は石油価格上昇で恩恵を受けました。
ですが、今後石油価格は
下がっていく可能性が大きくなっています。
長期的に見た業績では来年は下がる可能性がでてきています。
今後長期の株価で見たときには
下がっていくと見た方がいいでしょう。
ですが、石油関連は中国が発展していくには必要な資源です。
思った以上に業績は下がらない可能性も出てきました。
1〜2年内に下がったときは安く購入できるチャンスです。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年9月6日(月)

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