イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第333回
チャート分析

株価チャートとは何でしょうか。
一定期間内の株価の動きを
数字ではなく、グラフに表したものです。
株価と、どれだけ株が取引されたかを表す「売買高」を
グラフで表したものが一般的です。

グラフで一般によく知られているのがローソク足チャートです。
株価での安値と高値、始値、終値の4つを
縦の棒線にして表したものをローソク足チャートといいます。
始値、終値は四角い箱(ボックス)で表し、
始値と終値が大きくはなれたときには縦長の箱線なります。
始値、終値以外の安値と高値は上下に棒線で書いていきます。
これをヒゲ、ともいいます、
基本的なボックス見方は
1日の株価が始値より終値が高かったときは陽線といい、
ボックスの中は白になります
終値より始値が高かったときは陰線といい、
ボックスの中は黒になります
ローソク足チャートには1日単位(日足)のものや、
1週間単位(週足)、1ヶ月単位(月足)などがあります。
また、毎日の株価を線でつないでいったものを
折れ線チャートといい、
こちらも日足、週足、月足、他があります。

チャートを見て何が判るかといいますと、
株価は毎日変動しています。
株価を線で繋い(またはロウソク)でありますので
毎日の株価では上がっている日と下がっている日が判ります。
この線を見て1週間前、1ヶ月前、1年前の株価から
どれだけ上がっているのか、または下がっているのかを
読み取ることができます。
ですから過去の株価はこれでよく分かります。

この他にも90日、90週、90ヶ月前の株価を
現在の日にちで見たときのグラフもあります。
過去から現在の株価が今までどの程度株価が動いているかが
表を見ると一目で判ります。

過去のチャートを調べて売買に利用するときには
「テクニカル分析」といい、
チャートを重要視してテクニックで
株価の上げ下げを見て投資するチャンスをつかんでいきます。
このような投資方法もあることは確かです。

私自身は中国株で売買するときに
テクニカル分析は重要視していません。
むしろテクニカル分析をしないようにしています。
なぜかといいますと、
チャートは過去の株価のもので
現在の企業の中身を表したものではないからです。
ですからチャートだけに頼ってしまうと
現在の株価動向だけで売買してしまう危険性があります。

将来の企業業績予想を元に
投資できるかどうかの判断に支障をきたす可能性がでてきます。
それでは公平な投資ができません。
ですからこの時点ではチャートをまったく無視した状態でいます。
ではチャートを投資でまったく無視するかといいますと
そうではありません。
チャートも見ますがチャートに関心が出てくるのは、
投資では一番最後になります。
投資で大事なのは現在の業績と将来の企業の成長性です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年9月16日(木)

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