イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第402回
BRICsと中国

中国の経済が発展していくのは
中国の通貨、元が兌換されてからが本番になってきます。
またBRICsの経済成長にしても、
日本の輸出がアメリカを2010年には上回り
BRICsとの輸出のほうが上回っていきます。
また日本の証券取引所がある兜町の一角で
中国株を扱う証券会社が増えた道路は
チャイナ・ロードと呼ばれるくらいに
中国株を取り扱う日本の証券会社が増えてきています。
また証券会社によっては
日本の株を取り扱う株より
中国株を取り扱う量が三分の一にまで増えた証券会社もあります。

この背景には中国という国が
今までの投資国として一過性の国ではなくなり
日本の投資家にも投資国として認められてきた、
という事実があります。
また、某証券会社では中国だけではなく
BRICsの国の中でロシア、インドの市場に
証券投資事業拡大の目を向けている証券会社もあります。

インドに関してはインド株投信が最近人気になっています。
つまり現在の投資環境からいえば
その市場が成長していければ
証券業務でも利益につながる可能性が
大きくなってきているということです。
ロシアは原油産出国では世界二位ですが
天然ガス産出国埋蔵量では世界第一位です。

私自身中国株式市場を考える時には
他の国との地続きでの中国という国の位置です。
中国の上にはロシアがあります。
また、中国の左下には
人口比では世界第二位のインドが位置しています。
日本は島国ですから周りの国を気にしなくともいい国ですが、
中国はそうはいきません。
そのような立場にあるのが中国です。
ですので長期的に投資に関しても
その部分を考えて投資を考えていく必要があります。
周りの国の関係から中国という国の経済を見ていく必要があります。
このことは自国の利益を考えていく他に、
いかに隣り合った国と協力していきながら
自国の企業収益を上げていけるかを検討していく必要があります。

人間は一人で生きているわけではありません。
家族があり、回りにいろいろな仕事をする企業があり、
その商品を使って、また提供していき人は生活しています。
日本も自国だけの生産で生きていけるわけではありません。
石油にしても食材に関しても
輸入をしていかなければ生活が成り立たないのが日本国の現状です。
投資に関しても日本から見た目、
世界の常識から見た目が投資では必要です。
投資に関しては投資できる
成長性する会社、成長性する人、成長する国
に投資していくことが「投資の基本」であるということです。
BRICsでも中国以外の国でも
投資対象国として考えられるようになってくるでしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年12月22日(水)

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