イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第480回
中国本土B株電力企業の2004年12月本決算から

シンセンB株企業で
広東電力(コード:200539)の2004年12月本決算
売上高 --- 71億5081万796元 前年同期比 18.61%増
純利益 --- 9億4846万6799元 前年同期比 22.19%減
EPS --- 0.36元
配当 --- 0.18元

広東電力は広東省の電力大手企業です。
発電所の建設・運営、送変電設備の建設などを手がけており、
発電した電力は親会社の広東省電力集団公司に売却しています。
今期は石炭価格、石炭の輸送費が高騰したために
増収減益となっています。
このために配当金でも2003年の0.250元から0.18元に減額しました。

広東電力は今後も発電能力の拡大させていくために
合弁会社設立、石炭火力発電設備を建設していく予定です。
現在投資している発電所は5カ所となっていますが
建設中発電所は9ヶ所あり、計画予定は3ヵ所あります。
現在の発電量は328.5万キロワットですが
将来は925万キロワットに増えます。
全部が稼動すると約3.8倍に増えます。

懸念材料としては2005年から
法人税率が27%から33%に引き上げられます。
この点では収益が減る可能性があります。
また、電力価格と石炭価格の連動制度が導入されたため
現在より安定した石炭の供給が可能となりました。

純利益が減った広東電力と対照的だったのが
上海B株企業の浙江東南電力です。

浙江東南電力(コード:900949)の2004年12月本決算から
売上高 --- 52億5488万4730元 前年同期比 10.90%増
純利益 --- 6億8205万3135元 前年同期比 11.94%増
EPS --- 0.34元
配当 --- 0.25元

浙江東南電力は浙江省の電力大手企業です。
浙江省での電力不足により電力供給量増、
浙江長興発電2号機の運転開始で10%強の伸びとなっています。
浙江東南電力も原材料の石炭の高騰で
利益率では下がるかと見られていましたが、
石炭業者との関係強化で純利益でも伸びています。
2005年末には浙江嘉華発電の3基が運転を開始します。
また、2006年には追加出資した浙江長興発電で
第2基が稼動します。

広東電力も浙江東南電力も今後業績は伸びていきますので
投資が考えられる企業です。
また配当利回りでも魅力があります。
広東電力の株価は現在3.90香港ドル程度で
利回りでは4.35%程度です。
浙江東南電力は0.50USドル程度で利回りでは6%程度です。
利回りでは浙江東南電力のほうに今年は分があります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年4月8日(金)

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