イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第485回
トップ企業への投資で気をつけること

中国では業種の中でトップ企業といっても
まだ中国の発展は始まったばかりですから
トップ企業でも車の運転でいえば
まだ若葉マークを付けて走っているような業種も見かけられます。

運転は不慣れで
これから運転が上手くなっていく段階の企業も多いことは確かです。
(特に民間企業)
そのような運転はまだまだ危なっかしい段階です。
運転を間違いますとクラッシュしてリタイアしてしまいます。
ですので細心の注意をして走りながら
運転をしていく必要があります。

中国企業でも会社の営業、
資金での借り入れ、返済方法などを見て、
どの程度運営面で安全かを見ていく必要があります。
事業が伸びていても資金面で不良債権を出してしまったなら
倒産するか、ほかの企業の子会社になって生き残るしかありません。
当然トップの座から滑り落ちてしまいます。

車の運転でも安全走行ができるスピードがあります。
企業でも安全な経営ができていなければ行き詰ってしまいます。
企業によっては運転資金が危なくなった場合、
嘘の決算発表をし
その場を乗り切っていこうとする場合が出てくるかもしれません。

順調に収益を伸ばしていけたなら
トップ企業は大きく成長していくことができます。

ですが、業種の中でトップ企業でも投資が難しい企業もあります。
特に白物家電、または通信関連企業は
同業者同士の価格競争の激化で
売上げが上がっても収益に結びつかない場合が多いですから
投資は難しいでしょう。
また、IT関連企業ではまだどの企業が生き残っていけるのか
見定めることが難しい業種です。
また、中国の四大銀行は今後上場してきますので、
投資ができるどうのこうのといえません。
投資ができるトップ業種では限られてきますが、
投資できる業種は多くあります。
また、そのような業種の株を全部購入していたなら
いくら資金があっても間に合いません。
ですのでトップ企業の中でも
今後成長できる分野の企業に絞って投資していくことが大切です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年4月15日(金)

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