イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第487回
株価が下がる時

日本の企業でも
中国への直接投資や輸出でも減少し
企業業績の伸び悩みにつながってはいません。
現段階ではそこまでは考えられませんが、
最悪のパターンとしての予想はできます。
株式市場ではいろいろなことで株価が大きく下がったり、
企業の業績が変化します。
現段階で中国で起きていることは、
中国の通貨、元の問題で
いつごろから元の為替での変動幅が広げられるのか。
中国政府のマクロコントロール政策はいつまで続くのか。
中国国内の銀行での不良債権問題はどうなっていくのか。
と、いう事も考えていかなければなりませんが、
このようなことの他に
別の問題でも株価は大きく変動していく場合があります。

天災と人災です。
天災で中国株式市場に影響を与えたのは
新型肺炎SARSの蔓延や鳥インフルエンザが出た時で
旅行業関連企業は大打撃を受けて
赤字に陥った企業もでました。
今回の事件は人災の方です。
中国への旅行客が今後減少していく可能性も多少でてきました。
当然今の時点では
旅行関連企業への投資は慎重にみていかなければいけません。
今回の場合は比較的に短期で終息する可能性が大きいですから
日本企業で中国に進出しているダメージは
大きくはならないでしょう。
ですが投資では最悪の場合も考えておくのが鉄則ですから
現在投資していく金額にしても
多くはしないほうがいいでしょう。

株式投資ではなにか起こって
一般の投資家心理が冷え込み投資意欲がなくなったときにこそ
株価でも普通では考えられないくらいに大きく下がります。

ですので、本来はそのようなときにこそ
安く購入できるチャンスが生まれたことになります。
天災でも人災でも物事が終息して
良い方向に向かっていきそうになったときに
株価でも安い時期でしたら
投資を考えていってもいい時期となります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年4月19日(火)

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