イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第572回
未知への挑戦

人は今まで知らないことや新しい出来事に対しては
恐怖心が先にたち前に進めなくなることがあります。
また頭の理屈ではわかっていても体が拒否する場合もあります。
これは一種の防衛本能が働くためで悪いことではありません。
だからといってそこで立ち止まって後戻りしては
物事は解決しません。
学生のうちはお金を稼ぐにもアルバイトで済むでしょうが、
いざ社会にでて就職しようとすると、まず就職試験があります。
このときに社会にでるのが怖くて
今までどおりの生活をしたかったとしたなら
親のすねをかじって生きていくしかありません。
確かに学生から社会人になるときには
社会にでて果たしてうまくやっていけるのか心配です。
心配ですがみんな乗り越えてやってきています。
少しずつですが不安も消えて
何とかできるのではないかというように
順番を経てわかってきます。

株式投資も同じで最初は不安だらけのところから
投資が始まります。
学生時代は授業内容は決まっていますので
その中でいかに覚えていくのか結果は点数でわかります。
ですが本来人間の得手、不得手は点数だけではわかりません。
授業の中で体育が重視されたなら短距離、長距離で走れる人、
運動能力が高い人が優れた人と判断されます。
また、科学が重視されるのでしたら
科学全般が得意な人が一番です。
美術感覚が優れている人が人間として上等とされるのでしたら
手先が器用な人、美術感覚が鋭い人が世間の人には認められます。
数学が重視されたなら数学に強い人がトップになります。
また全部の分野で優秀でしたらその人は優秀と見られるでしょう。

将来はわかりませんが、
今は勉強が出来て点数が取れる人が重要視されますので
そこで順番が決まります。
では点数でも高い人が世の中でも成功する、
優雅な生活を送れるかというとそういうわけでもありません。
世の中にはいろいろな職業があります。
各職業の中でも技術職があったり、
使命感で仕事をしていたり、天才的な感覚があったり、
世の中の流れを呼んで起業したりと
積極的に自分の技術を生かした人など
学校での授業の評価とは違った社会の点数で評価されていきます。

勉強が出来る出来ないということもある程度は関係します。
ですがその段階というのは
日本語の文字が書けるとか人の意見を正しく聞けるとか
情報を正しく判断できるとかといったような
人として常識な判断が出来る人のことです。
またものの考え方に関しても
積極的に生かしていけるかどうか
前向きに考え進むことができる人です。
前に進むということはリスクが伴ないます。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年8月16日(火)

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