中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第640回
上海友誼 (シャンハイフレンドシップ)

10月29日に聯華超市の親会社である
上海友誼 (シャンハイフレンドシップ、コード:900923)の
店舗に行っております。
2003年にはフレンドシップとフランスのカルフールが
ショッピングセンターを展開していますが、
こちらの店舗のほうに行っています。
聯華超市のお店より大きく
来客数は傘下企業の聯華超市以上に入っていました。
商品の価格帯は聯華超市より
上海フレンドシップのほうが高い価格設定となっています。

今回上海友誼に行ったお店は
上海浦東地区で中心地にあるお店です。
ここで驚くべき出来事がありました。
店舗にいったそうそう先ず驚いたのがお店に人気がないことでした。
29日に行った時間は土曜日の午後3時ころでしたので
お客でお店がごった返していいはずです。
ですがお店の中は閑散としていました。
今回行った上海フレンドシップのお店自体は
1997年に私自身が上海に行ったとき
見に行ったお店とほぼ同じような売り場でした。
客の数からいえば
1997年に入ったお店のほうがお客が入っていました。

中国株に投資する投資家の立場から言えば
「一目見てこのような企業の株は購入できない」
と思わせます。
1980年代でしたらハイカラなお店だと思われたでしょうが、
とてもではないですがこんなお店を経営していたなら
投資できる企業ではない雰囲気です。
もしこの店舗だけを見たなら投資など考えられない企業です。

では今回伺った上海フレンドシップの店舗は古くて
なぜお客が入っていなかったのでしょうか。

上海フレンドシップは2005年4月に
75%子会社の上海友誼購物中心発展に
総額で4500万元の増資を行なっています。
同じ4月に清算中の香港八佰伴国際集団の権益10.8%を取得し
権益を65.8%に引き上げました。
このような企業に対して上海フレンドシップが現在行っているのが
上海地区で長期的に利益を追求できる物件を保有できるかどうかで、
これが関心事です。

海外の小売企業に物件を確保されたなら
上海フレンドシップ自身長期的に利益を出せなくなっていきます。
この店舗に行ったときにすぐに店員に聞いて
まずこのお店の責任者に
店舗自体が親会社の百聯集団の店舗なのか、
上海フレンドシップのお店なのか確認したかったのですが
責任者が近くにいなかったことと、
今回のツアーで店舗にいる時間が限られていることで
詳しい内容は聞くことができませんでした。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


←前回記事へ

2005年11月18日(金)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ