中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第679回
データ

中国株式市場ではこれからも多くの優良企業が上場してきます。
また上場している企業も企業決算が毎年変わっていきます。
ある時点までは購入できる企業であっても
次の年には同じ投資判断ができる企業になるかといえば
そうばかりはいえません。
業績が伸びる企業もあれば停滞する企業もでてきます。

中国政府のマクロコントロール次第では
業種によって影響を受ける企業もでてくるかもしれません。
また中国の通貨の元が上昇していけば
利益が減る企業も出てくるでしょう。
投資していく企業を選ぶ際には
過去のデータを見て将来性があるかどうか、
配当利回りでも高いかどうかなどを参考にして決めていきます。
ですが過去のデータは今までのデータですので
未来のデータをあらわしているものではありません。
あくまでも過去の実績が数字の上で表れたものです。
過去のデータだけを重視していると
投資でも間違いがおこります。
今日の投資判断が明日も正しいとは限りません。

過去のデータ重視だけですと
投資していく企業に対しても判断が違ってきます。
また他の要因で影響がでたなら
もっと大きく投資結果でも変わっていく可能性が大きいでしょう。
投資できる企業だったとしても
その後の状況次第では
まったく別な投資判断に変わっていきます。
優良企業でも今までは購入できたとしても
一夜明けたなら投資できない企業へ変わっていく場合もあります。

私が1994年に中国株に始めて投資した企業に
上海B株企業の上海陸家嘴開発(コード:900932)があります。
最初の数年間は業績でも良かったのですが
その後の業績はなかずとばずで大きく伸びてはいません。
逆に最近では上海で不動産デベロッパー大手の
復地集団(コード:2337)や上海置業(コード:1207)のほうが
業績でも好調です。

ここまでは過去の実績のデータです。
ではこの3社は
今後どのように事業を展開していこうとしているのでしょうか。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年1月11日(水)

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