中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第716回
長期で伸びる企業

原油先物相場でも2003年、2004年前半は高くなっていったとしても
2004年後半は下げていく、
株価でも下がっていくのではないかという見方が大半でした。
ですが実際はそうはなっていません。
逆に原油先物相場では大きく上昇してきました。
個人的には『中国株で1億円儲けた」の著書の中にもありますが、
ペトロチャイナの株を2001年に購入しています。

なぜ購入したかといえば
中国が成長していくとともに
長期的に伸びていける企業であるという点で評価していました。
その後アメリカの投資家、
ウォーレン・バフィット氏が
ペトロチャイナの株を購入して話題になりましたが。
ウォーレン・バフィット氏の投資の基本は
長期で伸びていける企業へ投資していくことです。
私の投資の仕方でも
基本は長期的に成長できる企業の中で
多く伸びていける企業への投資が基本です。

私自身は2004年後半には原油価格が値下りするのであれば
そのときに購入すればいいのではないかという
気持ちにもなっていました。
ペトロチャイナは長期的に伸びていける企業ですので
個人的に同社株に追加投資したのは2004年の夏場でした。

2004年前半には
ペトロチャイナは5香港ドル近辺まで上昇した株価が
4香港ドル以下まで大きく下がったために
3香港ドル後半で少しですが追加購入しています。

ですが2004年後半になってから
それ以降原油価格は下がるどころか大きく上昇しました。
ここで見ていくのは長期的には伸びていく業種である、
この点の評価では2001年に購入していました。
2004年後半での購入は
先々1年程度の中で業績が伸ばせていけるのか、
現在の株価は妥当なのかを基本に考えて購入しています。
長期的に業績が伸ばせていけるか、
短期的にはいつごろが購入時かを見て
両方から投資して利益を拡大していけるかどうか、
株式投資を行っていくときには
長期での見通しと短期での投資の機会を両方見ていくことで
長期で見たときの購入時期と
株価が下がったときに購入していくときのタイミングから
購入時期を見ていくことができます。

2001年にペトロチャイナの購入株価は1.6香港ドルでした。
ですが2004年後半に購入した株価は3.7香港ドルでした。
購入した株価では2倍以上になっています。
過去の1.6香港ドルで評価したのなら
3.7香港ドルで購入するというのは大きく株価が上がった分
なんでそんな株価で購入したかと疑問がでてきます。
もしペトロチャイナの業績が2001年のときと同じで
株価だけが上昇していたのなら
これは高い買い物になり
投資したことに疑問が出てきます。

業績の伸びを比較しますと
2001年期末決算の一株利益では0.27元でした。
2004年期末決算の一株利益は0.59元となっています。
一株利益でも2倍以上になっていますので、
株価でも2001年のときに対して
2倍以上になっても高いとはいえないのです。
妥当な株価といえます。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年3月3日(金)

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