中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第784回
中国銀行とほかの銀行

中国政府は中国銀行上場を成功させ
市場に資金が入ってくるようにし、市場活性化を狙っています。

また中国政府は2006年6月中にも
本土A株市場に中国銀行を上場させるという報道が出てきました。
中国政府は中国銀行上場を絶対に成功させようとするでしょう。
中国銀行上場後、株価が下がってきたなら
中国政府は買い支えるでしょう。
ですので、上場後株価でも上がっていく可能性が大きいでしょう。

中国銀行は中国建設銀行とともに大銀行ですから、
投資ファンドや投機資金などは
中国銀行を長期ポートフォリオには組み込んでいくでしょう。
また、中国銀行は6月中に
上海証券取引所のA株市場に上場したとき(予定)などは
株価でも一時期大きく上がっていく可能性もある企業です。

銀行銘柄は短期で収益が大きく伸びていくというよりは
長期で見たなら伸びていく業種でしょう。

例えば不動産バブルがおきて
投資資金に焦げ付きが出てきたら不良債権となり、
収益でも減速していく可能性があります。

また、今まで上場してきた銀行でも
中国4大国有商業銀行の一社の中国建設銀行(コード:0939)、
中国第5位の商業銀行である交通銀行(コード:3328)、
中国最大の中国工商銀行の傘下企業である
工銀亜州(コード:0349)などが上場しています。

今回は中国銀行が上場することで話題になりましたが、
今後中国最大の中国工商銀行が
秋にも上場してくる可能性があります。
そのときの話題は中国銀行ではなく、
中国工商銀行になっていきます。

投資できる企業かどうかは
今まで上場している銀行と上場してくる銀行と業績を見比べて
投資ができるかどうかを考えていく必要があります。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年6月7日(水)

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