中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第788回
6月の株価値下がりから

6月に入り中国企業の株価が下がってきています。

原因はアメリカの米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が
依然アメリカ本土ではインフレへの懸念が残っているとして
インフレ警戒感があると発表しています。
これを受けて市場では
今後もアメリカが利上げを継続していくのではないかという見方から
アメリカの金利上昇が今後も続いていく可能性が出てきました。

銀行金利が上がるということは、
株式市場に投資しておく資金が金利でも高くなり
資金がアメリカに戻っていくことでもあります。
資金がアメリカに移っていく段階で株式市場の株が売却され、
その資金がアメリカに還流していきます。

6月7日にはタイやトルコの中央銀行が利上げを実施しました。
8日には欧州中央銀行(EBC)やインド準備銀行、
韓国銀行などが利上げを実施しました。
このため世界の株式市場の株価は全体的に大きく下げました。

特に日本の株式市場では海外機関投資家の売りが続き、
その売りを日本の投資家が買い吸収していく形となっていました。
5月に入ってから
日経ダウ指数で1万7000ポイント以上から下がってきており、
6月8日には1万4633ポイントまで大きく下がってきていました。
東京市場では日経平均株価が年初来安値となっています。

世界の株式市場でも株価は下げていましたが、
香港市場や中国本土でもその影響を受けて
5月の半ば以降株価でも下げてきた銘柄が目立ち始めました。

特に先週の半ば、日本の株式市場では
指数でも大きく下げていましたが、
同じく香港市場、中国本土市場でも指数は大きく下げてきました。
先週の水曜日からは私自身
「小泉鉄造と行く広州、マカオ中国企業視察ツアー」で
中国の企業視察に出かけていて日本にはいませんでしたが、
大きく株価が下がったことは聞いていました。

<次回に続く>

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年6月13日(火)

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