中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第790回
配当金の恩恵

中国上場企業は2005年本決算を発表しており
香港市場上場企業の中国企業は
配当金を投資家にすでに出してしている企業も多く見かけます。
では、中国本土のB株企業の場合はどうかといえば
一部の企業は配当金を株主に対して出している企業もあります。
ですが、まだ多くの企業が配当スケジュールに対して未発表であり、
権利落ち日や支払い開始日がまだ未発表な企業を多く見かけます。

株式投資では株価が安いときに購入していくことで、
その後の株価の値上がりで利益を出していけます。
株価が高いときに購入することは一番ばかげている投資の仕方です。

また、配当金でも株価が安いときに購入しておけば
配当利回りでも上がっていきます。
例えば株価が100円の企業が5円の配当金を出せば
配当利回りは5%です。
ですが、株価が50円のときに配当金を5円出せば
配当利回りは10%まで上がっていきます。

今回株式市場が大きく下げたのは
中国企業の業績が下がってきたために
株価が下がっていったのではなく、
アメリカの利上げ観測により、
比較的リスクが高い新興国の資金が
リスクがない国債などへの運用比率を上げていくため、
アメリカ本土に流入したために起きた現象です。
いずれはアメリカへの資金流入が一巡し
新興国に対する投資魅力が出てくれば
今度は反対にアメリカから資金が流出していくようになるでしょう。
ではその時期がいつになるかに対しては
今後の様子を見ていかないと判断はできませんが。
ただ、このように投資資金は世界を巡って運用されていますので
今が投資資金が
どこにいっている時期なのかを見ていけば
株式投資でもそうあわてることはありません。

中国本土B株企業でも今まで配当金を出した銘柄で、
まだ使っていない配当金や
今後配当金を出していく企業で配当金が出たなら
その配当金で安く中国株を購入することができます。

いまは絶好の配当金を再投資で膨らませていくことができる
絶好のチャンスでもあります。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年6月15日(木)

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