中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第822回
ササ・インターナショナルの2006年3月本決算

各種ブランド化粧品の卸売・販売を行っており、
中国本土の上海にも進出している
ササ・インターナショナル(コード:0178)が
2006年3月本決算を発表しています。

・2006年3月本決算
売上高 --- 26億2100万香港ドル 前年比 13.3%増
純利益 --- 1億8500万香港ドル 前年比 8.4%減
EPS --- 0.139香港ドル
期末配当 --- 0.05香港ドル
特別配当 --- 0.06香港ドル

2006年3月本決算で売上高が前年比13.3%増となったものの
純利益が8.4%減となっています。
2005年9月中間決算は
香港事業での伸び悩みと中国本土事業の赤字、
および賃貸料金の上昇で売り上げが伸びたわりに
純利益は4.7%の減益となっていました。

2006年3月本決算でも
賃料上昇と店舗網への設備投資拡大がネックになって
純利益は8.4%減少しています。

2006年3月期の店舗網は
香港・マカオ51店、中国2店、東南アジア10店、
台湾8店と総店舗数は71店となっています。
今期は昨年開園した香港ディズニーランドでも
観光客の需要が
当初予想見込みより伸びなかったことが響いていました。

今後しばらくは業績の伸びでも高い成長率になりづらいでしょうが、
中国事業で店舗数が5〜6店になれば
収支のバランスも取れるようになっていきます。

中国本土でも5年以内に「SaSa」は
ブランド化粧品のチェーンを100店舗以上に拡大していく予定です。
ササ・インターナショナルは
純利益の半分以上を配当金に回す企業で
配当利回りが高いのが特徴です。

現在は売上高、純利益とも伸びていませんので
株価でも2005年1月には4.30香港ドルもで上げていましたが
現在は2.70香港ドル前後となっています。

ササ・インターナショナルは長期で伸びていく企業に入りますが、
今は一服状態です。
業績が伸びていくようになったら株価でも上昇していくでしょう。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年7月31日(月)

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